映画レビュー ~その生き物なんスカ編~
ガキの頃、懸賞金目当てにツチノコを探しに行ったことのある私としては(森でやぶ蚊に襲われ30分で退却)やはり、「何その生き物!」というテーマのものには、興奮せざるを得ない。 というわけで、大体UMAと呼ばれて映画のネタになりがちなのが、ビッグフットとかその辺りだが、なんだかよくわからんが未知の生物? クリーチャーシリーズって事で3作品ピックアップ。 ロマンでしょロマン!
コールドスキン
監督 ザヴィエ・ジャン
製作 フランス・スペイン
2017年公開
108分
この場所がもしかして誰かから奪った場所だとしたら
ストーリー
夢破れた青年 “友” (デヴィッド・オークス) は、新しい気象観測員として南極海の果ての無人島へとやってくる。 そこに暮らすのは、彼と変わり者の灯台守グルナー (レイ・スティーヴンソン) の二人だけかと思っていた。 ところが夜が更け始めると、その島には大群の”人ではない生き物”たちが押し寄せてくる。 灯台を要塞とした、二人VSクリーチャーたちの戦いが始まる。
TOPICS
- クリーチャーは人型
- ディセントに出てくる地底の化け物と似てる
- アイアムレジェンドのゾンビ的なのとも似てる
- ネタつきとるがな
- ツルッとしてて毛がない
- 哀愁と共に「あんた絶対死なへんよな」感が漂う主役のイケメン
- おじさんと兄ちゃんVSクリーチャーの戦い
- 夜だけ襲ってくるクリーチャー
- ただし、超大群
- ところがどっこい途中からクリーチャーと意思疎通も
- 見た目や自分の価値観だけでは世の中成立しとらんのやで
- あれ、結構社会風刺効いてるがな
個人的感想
真面目な映画です。 要は孤島で気象観測の体で灯台守しながら、襲ってくるクリーチャーと夜な夜な戦い続けるって内容ですが。 そもそも、侵略者って誰やねんっていう。 彼らにしてみれば「おい、うちらのシマ荒らす奴おるで、いてもうたらぁ!」ってのは表現凶暴すぎますが、人目線だと、よーわからん凶暴な生き物やし片っ端からやってまえ、ってなもんですが、「人間=侵略者」と定義すると、クリーチャーにしたら、自分たちの身の危険のため戦っているとも取れる。 例えば、アメリカ開拓時代の先住民との戦いを示唆するようにも見えなくもない。 と、まぁ見方はそれぞれあるし、つまりそれだけ深みもあるので割と楽しい映画でした。
ハゲでツルッとしてて、ワサビ醤油がちょっと似合う感じで、基本全裸って生き物を受け付ける彼女とならイチャイチャしながら観れると思います。
モンスターフィールド
監督 マーティン・パーネヴィッツ
製作 デンマーク
2014年公開
88分
家族愛・スクールカースト・ちょっとした青春・よーわからん化物
ストーリー
地下室でいなくなった飼い猫を探していたダニーは、家の外が騒がしいことに気付く。 すると、突然書斎の窓ガラスが割れ、弟ウィリアムと話していた父親が謎の生物に襲われてしまう! さらに何体もの怪物が家の中に侵入し、ダニーとウィリアムに襲いかかってくるのだった。 2人は地下室に逃げこみ一晩を過ごすが、買い物で外出したままの母親を探すため外に出ることに。 しかし、街は破壊され、怪物に喰い荒らされた人々の死体で覆い尽くされていた。。。
Amazonより抜粋ですが、まぁこれが全てです。
TOPICS
- 兄ショボイ・弟やんちゃ
- 親父は偏屈・ママはええやつ
- 英語じゃないだけで妙な新鮮さ
- ヒロインちゃんとおるで
- モンスターあんまり出てこーへんで匂わせ系多め
- せやけど、そんぐらいがちょうどええで
- モンスターのビジュアルもギーガーとかとは違う生物系で素敵
- モンスターサイズ感的にも頑張ったら倒せそうやで
- 結局なぜ海から登場したんかはよーわからんで
- 基本学園ドラマ感あるで
- 中学生ぐらいのお年頃設定やから色々微妙やで
- んで関係ないけど、デンマークって緑多くて綺麗な街ですね
- あと日本と違って道幅も広いしええなぁ
- 大体政府は爆撃とかで終止符打ちがち
個人的感想
そのうち紹介しようと思っているトロールハンターという北欧に伝わるのトロールを題材にした素敵映画があるが、そこのVFXの人達とか制作に関わっているというあたり、あ、ちゃんとしてるわけですね。 でもVFXちょっとですけど、ギャラの配分どうなってるんやろ。 基本的には、へたれの兄貴がモンスターパニックによる非日常を経て成長、かわい子ちゃんもゲットだぜ的内容だが、ハリウッド映画にある大味感がそこはかとなくなくて、そのテイストが割と面白い。 モンスターはあんまし出てきゃーへんのでそういうの好きな人はパス。 ついでに政府が街を封鎖するからタイムリミットあったり、一応ハラハラ要素もあります。
オレ、ちょっとマニアックでアートよりなパニック映画知ってんでと言ってデート二回目ぐらいの彼女を家に連れ込んで見せたら音信不通になること必至な中途半端さ
オブジェクト
監督 ジャック・ヘラー
製作 アメリカ
2014年公開
90分
最近よく見る気がする「頑張ったら倒せる」親近感ありありモンスターパニック
ストーリー
見たこともない巨大な何者か=オブジェクトに襲われる孤立した町。 生き残ることはできるのか!? 実力派俳優が主演する、クリーチャー・パニックの傑作!!「LOST」のケビン・デュランド、「レヴェナント」のルーカス・ハース主演!!「ミスト」を超える惨劇と恐怖の連続!
大体この手の映画、ミストと比較されがち
TOPICS
- 暗い
- 画面にずっとブルーフィルターかかってて暗い
- トラウマ抱えた主役の保安官はずっと悲しい顔してます
- どっちかってとずっと便秘みたいな辛い顔してはる
- 相棒の若い・イケメンの都会から来た兄ちゃんとの対比
- イケメン反対
- 田舎独特の閉塞感。ちょっとわかるでしかし
- みんな色々あるんやな、うんうん。
- って、モンスターどうなりましたっけ
- あれ、森の様子がおかしい
- 夜、なんかおらんかった?
- そういや森から動物消えたで
- なんなんこれ
- 気のせいや思ってたけどやっぱなんかおるやん
- なんか(オブジェクト)って何〜!
- モンスターやっとできたけど頑張ったら倒せるやつ
- ラストは、B級おなじみの終わり方
個人的感想
個人的には、モンスター、なかなか出てきゃーへんし、出てきた思ったら、割といい感じのクオリティやけど、頑張ったら倒せるし、ってあたりが結構好き。 んで、主人公等は大して強くないのもポイント高い。 ええ、だってみんな普通の人ですから。 多分、「モンスターと大乱闘!」みたいなんを見たい人には物足りんかと。 逆に人間ドラマ求めたい人(は、こんなんみ〜へんか)には中途半端かも。 ただ、全編、なんかやらかしそうな家庭問題抱えた主人公のおっさんのヒリヒリ感とどんよりした空気が漂い、なんとなく盛り上がりきらずに終わるのも、個人的には素敵でした。
ステイホームで、家族問題に浸りながら、ちょっといい気分で最後まで見たら、肩透かし食らうこと必至
3つ通して所感
真面目な話しすると、パニックありきみたいな映画も多々あるが、基本この手のクリーチャーさんは「見た目」を除けば、我々と同じ生き物。 命を育んで生活している点では変わりはない。が、襲って来るには何らか理由があるわけで、それは間接的に環境破壊や環境破壊や環境破壊(他に引き出しあらへん)が影響してたりという社会派な捉え方もできなくはなかったり。 まー、ちょっとそういう視点もつと面白かったりもしますよね、真面目な話すると。