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芸術の秋 おすすめ展示案内 / 神戸歩歩琳堂画廊

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今回は、とにかくあらゆるジャンルの素敵な作家さんの展示を見ることができる、「神戸歩歩琳堂画廊」の秋の展示ラインナップをご紹介。

穏やかな季節の変化を感じる芸術の秋、是非ギャラリー巡りを楽しみながら過ごしてみてはいかがでしょうか。

田村研一(油画)
10/9(土)〜10/27(水)

新制作に所属し、数多くの賞を受賞する実力派。
作品は京都美術館、京都大学、大阪大学、立命館大学に収蔵されるほど。
初めて田村さんの作品を見たのは今日ご紹介する神戸歩歩琳堂画廊さんで。たまたま見に行った展示で、おすすめされた田村さんの画集にとにかく圧倒されたのが最初。
とにかく写実的なモチーフがありとあらゆる状況に混在しており、独特な世界観を生み出している。油絵で描かれているのだけれどもコラージュのような雰囲気。リアルなモチーフの組合せから様々な想像を掻き立てられる。
とにかく独特な、田村研一ワールドを体感して欲しい。

永津照見(油画)
11/20(土)〜12/8(水)

兵庫県生まれ。大学院卒業後も、フランスやベルギーなどの美術学校の留学経験を持ち、作品は、神戸わたくし美術館、金沢美術工芸大学、 金沢市などに収蔵されている。
今年の初めにこちらのギャラリーで開催されていてた『絵画まつり』という様々な作家さんの展示会で、ひときわ澄んだ青色が印象的な作品が展示されていた。
永津さんの作品は人物や建物を取り巻く、その空間を色を重ね深い表情を出しながら表現している。モチーフ対する感情なのか、モチーフから感じる表情なのか。
是非こちらもご高覧頂きたい。

小池結衣(銅版画 / メゾチント)
12/11(土)〜12/29(水)

京都市立銅駝美術工芸高校で日本画を学んだのち銅版画に表現の技法を移行する。
生死を感じるような深い味わいの作品を制作されている。
銅版画の線はとても繊細で鋭く、漆黒の黒は、吸い込まれそうな心持ちになる。 鉛筆やペンでは表せない、独特の深みと性質を持つ。
彼女はその性質を存分に使い、生命を宿らせるかのように表現している。
光や影、その気配をモチーフや画面に落とし込み、見ているうちに時が止まったような気にさえさせる。
1枚の小さな作品からでさえも、”詩” を感じさせる。
見る側の心に何か語りかけるような作品だと感じている。

神戸歩歩琳堂画廊

住所 神戸市中央区元町通1-10-11 元町エビスビル3階
*JR元町駅、阪神元町駅より徒歩1分、一階に有料駐車場あり
TEL / FAX 078-321-1154
時間 12:00~18:00
定休日(木曜日・金曜日)
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