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CULTURE

Experiment !! 〜それは実験から産まれた

CULTURE, MUSIC

大阪は新世界の老舗「ずぼらや」がこの9月に閉店。1920年の創業から100年の歴史に幕を下ろします。
淋しいやら、悲しいやら・・・

写真は店舗前にて関西ジャズステッパーズのメンバーKU-NIがコラボしていますので良ければどうぞ。

さてさて、前回は大まかな UK JAZZ DANCE の成り立ちを記しました。

今回はもう一つ大事な要素「音楽」
中でもその頃の”DJ”の存在についてお話します。

70年代後半に UK JAZZ DANCE が産声をあげていますが、その踊られた場所での音の数々…
其れ等は、実はダンスミュージックとして作られたモノではない曲を当時のDJ達はプレイ。

例えばロニー・リストン・スミスの「エクスパンションズ」やギル・スコットヘロンの「ザ・ボトル」など、本人達は当初踊られたりすることに戸惑っていたとか。

アメリカのディスコでかけられていた音とは異なる “UKジャズファンク” が好まれ、また、そういった音楽を育む環境が其処にはあり、後に様々なアーティストが登場しています。

そして、我々にとって特別な場所である「エレクトリック・ボールルーム」
此処で80年代に入りDJポール・マーフィーとダンサー達によるセッションが行われ独自のスタイルが出来上がりました。

ポール・マーフィー

因みに「エレクトリック・ボールルーム」でのイベント「ジャズ・ルーム」(ポール・マーフィー主催) が、そのセッションが行われた現場であり、ポール・マーフィーが自身のレコード店「フュージョンズ」でのレコードに針を落としフロアーは大きくざわめいたとか。

この様子は正に Experiment !! 〜それは実験から産まれ、尚且つ激しい実験だった事でしょう。

このシーンの優秀なDJ達の存在はハカリしれなく、今でも、例えばジャイルス・ピータソンのように新しい体験を世に発信し、目が離せない動きを継続しています。

ジャイルス・ピーターソン

Experiment !!

私も自身のダンスや自分のチームに対しても行っています。

余談ですが写真で紹介したKU-NI(ダンススタジオ・オーナーでもあります)
彼はダンスの教え方が非常に分かり易いので、彼にとっての Experiment 〜実験的な動画をあげておきます。

ダンスに興味あるけどどうやれば良いの?
なんて人にお勧めします。
(実験に共感された方はチャンネル登録お願いします!)