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LIFE STYLE

「ナチュラルキラーズ」「勇魚Jukebox」/ 紡ぐ旅 vol.3

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今回は少し僕のお話をさせていただこうかと思います。

「プロのサックス奏者になる」と初めてサックスを持った中学生の時直感しまして、その日から約15年。

約7年前に神戸にある甲陽音楽学院に入学し、在学中から様々な場所で様々な人達と音楽を演らせていただきました。

そんな中、2年生になり卒業後どのように音楽活動をしようかなと考えていたある日、同学院の卒業生方がバンドクリニックの授業で来校される機会があり、その日に僕は在校生のモデルバンドとして参加しておりました。

その時に出逢った卒業生バンドのお一人こそが、今僕が所属しているファンクバンド「ナチュラルキラーズ」の鍵盤奏者である茶ノ木一世(ちゃのきもとせ)さんでした。

クリニック終了後にお話しさせていただいた際に「ナチュラルキラーズというバンドをやっていて、ストリートとかもやってるからまた遊びに来てね」と言っていただき、約半年程のサポートメンバーを経て正式にメンバーへ。

メンバーみなさんの演奏技術や広い音楽性、そして自分を家族のように迎え入れてくれた優しさに心底惚れまして、そこから現在までの約4年間メンバーとして活動させていただいております。

インストゥルメンタルファンクバンドナチュラルキラーズ(以下キラーズと略称) 左から(gt)Junki,(key)Motose,(sax)Kazuki,(ba)Tetsuya,(dr)Hiroaki

3度の韓国ツアー、ラグビーワールドカップ日本対ロシア試合前のオープニングアクト演奏等、キラーズは本当に僕に色んな景色を見せてくれます。

毎回ステージ上で起こるメンバーのヒリヒリするグルーヴ上での音の会話。最後の一音を吹き終わった後に感じる幸福感は本当に何物にも代えられないものです。

しかしそれと並行して、キラーズでの活動を続けていくうちに自分の中で少しずつとある感情が芽生えていきました。

それは「自分もこのグループのように家族のような、それでいて全員がミュージシャンとして成長していけるようなバンドを創りたい」という感情。

父親と姉がロック音楽をしていたということもあり「バンド」という形式で活動するミュージシャンへの憧れが強く、自分の力でそれを創り大きくしていく事は僕の夢でもありました。

そして先月10月7日、関西で繋がってきた大好きな仲間達と1つのバンドを創りました。

名前は、地球上の生物の中でも大海を圧倒的に自由に泳ぐ鯨の旧名である「勇魚」(いさな)を冠し『勇魚Jukebox』(いさなジュークボックス)。

曲制作などの兼ね合いで本格的な活動は来年からになると思いますが、目にした際はどうか一聴してやってください。

これから先も続いていくであろう音楽人生も、皆様に少しでも日常を忘れるような体験を提供出来る様に磨いて参ります。

それではまた!

インストゥルメンタルバンド勇魚Jukebox 前左(per)Kenken,前右(gt) Eight,後ろ左から(ba)Shoma,(sax)Kazuki,(dr)Tomoyuki