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MUSIC

男ならセイ・イット・ラウド!

MUSIC, LIFE STYLE

ブルース・リーが今年で生誕80周年だそうだ。

我々の世代であれば少年期に誰もが憧れた筈! ジャッキー・チェン派もいるであろうが、私は断然ブルース・リー

ジャッキーのコミカルさがどうも当時の私には受け入れられなかった(『ドラゴンへの道』でギャングが現れたのにトイレでウンコしてた為、ギャング退治に間に合わなかったりとか “おもしろリー” も悪くはないが)。

ブルース・リーといえば、怪鳥音とも呼ばれている 「アチョー!」 。

正に頭のてっぺんから大音量で奇声を発してる訳だが、どうだろう? “頭のてっぺんから大音量で奇声を発する男” だ。 ヤバくないか? しかも 「アチョー!」 と。

しかし、ブルース・リーは大丈夫なのである。 頭のてっぺんから大音量で奇声を発してもカッコイイ! おまけに男の色気まで立ち上るのだから不思議だ。 こんな存在は彼しかいないのではないか?

いやおるわ、ジェームス・ブラウンがいるではないか…!

「ヒエヘェ~~~イィ!(文字にするのが難しい)」 「イーーーーーーッ!」 等、師匠のシャウトはなかなか出来るものではない。

私事で恐縮ではあるが、私は ザ・たこさん というバンドでボーカルを担当しており師匠よろしく 「ヒエヘェ~~~イィ!(文字にするのが…)」 とシャウトしているが、修得するまでに1年以上掛かったものである。

ここで私が思うのは ブルース・リーの怪鳥音はジェームス・ブラウンのシャウトを真似したのではないか? という事だ。

リーは1960年には渡米しているので、あり得る話だと思う。 リーの映画でも劇中にファンキーでカッコイイ曲が使われてるし、もうこれは間違いないんじゃないか?

前述したようにブラウン師匠のシャウトを真似してもそう簡単に出来るものではない。 恐らく 「ヒエヘェ~~~イィ!(文字…)」 とやってる内にオリジナルが出来たのであろう。

それが、「アチョー!」 だ!(どや!)

どちらにせよ、頭のてっぺんから大音量で奇声を発しているのに、カッコ良く色気のある人はこの2人しかいないだろう。

そんな人に、私はなりたい。

ホォ~~~~~~ゥ(蹴りの連打あとのブルース・リー調)。