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映画レビュー ~近未来映画富裕層と貧困層との “あるある” な戦い特集~

CULTURE, LIFE STYLE

世界は貧困に満ち満ちている、だがしかし儲けたはるところは儲けてはる、ってので、貧富の差は見えないところや、もとい見えるところでも半端ないのが今日この頃。 日本では、そこまで際立ってない(ように見させられている)かもしれないが、隣を見ると案外そうでもない。 つ〜わけで、日本発の映画であまりこの手のテーマのやつ見かけへん気もするが、割と欧米の近未来系映画ではあるあるなテーマ「近未来のちょっと荒廃した世界が舞台の富裕層と貧困層の戦い」の映画を今回はピックアップしてみました。 レッツびんぼっちゃま!

スノーピアサー

監督 ポン・ジュノ
製作 韓国・アメリカ・フランス
2013年
125分
配給 ビターズ・エンド、KADOKAWA

かなり無茶な設定な上に、どうしたポン・ジュノ! な駄作
ストーリー

2014年、地球温暖化を防止するため78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまう。 それから17年後、かろうじて生き延びた人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。 列車の前方は一握りの上流階級が支配し、贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめき、厳しい階層社会が形成されていた。 そんな中、カーティスと名乗る男が自由を求めて反乱を起こし、前方車両を目指すが…。

TOPICS
  • いや、走り続ける列車の中でだけ完結するって既に無茶
  • この設定考えたやつ誰や!
  • つまり後方車両は貧民層
  • 先頭車両は富裕層
  • トイレどうしてるん
  • 風呂どうしてるん
  • その贅沢な飯どうしてるん
  • 富裕層のその服どしてるん
  • 燃料どしてるんやっけ
  • 途中で止まろうや
  • いや、ディティールにケチつけ始めたらおっさんの証拠
  • 終盤の雑な展開たるや
  • で、なぜ列車やったんやっけ
個人的感想

いや〜、ポンジュノといえば、あれですよ、韓国映画の巨匠。「パラサイト」「グエムル」「母なる証明」とかの方で。 個人的にも韓国映画を見るきっかけになったとんでもない御方。 で、途中までは、割と無茶な設定ながらもハラハラするシーンもあり楽しめるんですが、後半の終わり方たるや!「はは〜ん、、、、飽きたな?」という具合。 いや〜、ようようみたらフランスのノベルが原作とかってので、どうしようもない部分あったのかもだが、バッドエンド含むボンジュノさんな展開を期待してただけに残念な代物。 密室サスペンス的な要素と前の車両に行くに連れて、すんごい敵出てきたりする少年漫画感は楽しめなくはないが、いちいち稚拙。 原作のせいでしょう、きっと。

途中から、せめてラストは全滅してまえと祈る自分がいました。

エリジウム

監督 ニール・ブロムカンプ
製作 アメリカ
2013年公開
109分
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

タイトル聞いたことあるけどみたことないって人多いんちゃうかな
ストーリー

2154年、人類はスペースコロニー「エリジウム」に暮らす富裕層と、荒廃した地球に取り残された貧困層とに二分されていた。 地球に住む労働者で、事故により余命5日と宣告されたマックスは、エリジウムにはどんな病気でも治すことができる特殊な装置があることを知り、厳しい移民法で出入りが制限されているエリジウムへ潜入を試みる。

 TOPICS
  • おお、ジョディフォスターも齢を重ねましたな、、。
  • 荒廃した地球と富裕層がすむ宇宙コロニー
  • なんかガンダムっぽい
  • コロニーにさえ行けば病気も治るのに
  • 地球で病と底辺な仕事と闘う貧民層
  • いつかコロニーへ!
  • 富裕層の中でも色々あるみたく
  • 主幹の転覆を狙う輩あり
  • その辺のどさくさに紛れて貧民層にも狙い目ありやで
  • ラストはヒーローたるもの、こうあるべきなエンド
個人的感想

なんつーか、超メジャーな人出てるし、金もかかってるしだからなのか、そこそこ面白かったです。 監督は、宇宙人と地球における共存みたいなのをテーマにした「第九地区」のニール・ブロムカンプ。「第九地区」みたことある人なら、あぁなるほど感を随所で感じる作品。 金はないが、俺たちには富裕層にはないものがあるんだぜ感。

イオンのフードコートに入っているチェーンの店みたいな美味しいんけど特徴あらへん感じする

インフィニ

監督 シェーン・アビス
製作 オーストラリア
2015年公開
110分

どっちかってと宇宙感染、エイリアン系でした
ストーリー

人間を遠くの惑星まで転送させる画期的な技術「スリップストリーム」が発明された近未来。 貧しさに苦しむ人々にとって、スリップストリームを使用して他の惑星の炭鉱で働くことだけが、貧困から抜け出す唯一の道だった。 ウィットも炭鉱で働くためスリップストリームを使用するが、転送された惑星で異常事態が発生し、唯一の生存者となってしまう。 取り残されたウィットを救うため現場へ派遣された救出チームを待ち受けていたのは、正体不明の恐ろしいウィルスだった…。

TOPICS
  • 理由はよくわからんが9割が貧困層の近未来
  • 臨月の奥さん置いて出稼ぎは感情的にしんどい
  • 貧民だからしょうがないよね
  • 貧困だが、宇宙開発や、宇宙移民が進んでいるよう
  • 大体地球は滅びがち
  • スリップストームって要は、どこでもドアみたいなん
  • だがしかし致死率めっちゃ高め
  • ついでに頭になんかデータぶっ刺すんけどデータ汚染気味
  • データ汚染ってなんじゃ
  • んで、宇宙ネタあるあるな、地球とのタイムラグ
  • 1分が1日だそうな。
  • 都合いい設定だす
  • 惑星インフィニで鉱物を採掘する作業員として主人公駆り出される
  • が、そこで何やら事件発生している模様
  • せやけど、金あらへんし、いかな
  • 行ったら作業員全滅済
  • 生存者のにーちゃんをチームで捜索
  • おった思ったらキナ臭い展開
  • どうにも寄生体みたいなんにみんな感染した模様
  • 感染したらメンタルやられて始まる殺し合い
  • だがしかし寄生体も学習し人間を知り
  • ラストはある種のハッピーエンド
個人的感想

多分賛否両論と否のが多そうな作品で富裕層との戦いゆうてますが、貧困層しか出てきません。 あ、テーマと逸脱してる。 人間の弱いメンタルの部分が表沙汰になり、そこを学習した寄生体、原始生物? が、ラストに判断した結果は、、割と収まりいいもので、なんとなくすっきり見れましたが、途中中だるみして寝てた気もします。 貧しいし、妻は臨月やし、こんなとこ帰りてええ、なんでこんなん俺してんねん、金くれえええ、ってのが大前提あるので、なんとなく感情移入して見れました。

主人公、プログラマーにしてはマッチョすぎ

3つ通して所感

人間、弱い立場のものが強い立場のものに一矢報いる姿は美しく見えるもので。 綺麗な格好して偉そうな奴らが引き摺り落としたいものです。 まぁ真面目に言うと、そう言う人たちも死ぬほど努力した結果かもしれませんが。 それにしても思うのは、この手のやつって、貧民層が富裕層倒して、よっしゃー、やったったー! の後どうなるんだろうかと思わなくもない。 果たして無事統治できるんだろうか。 結局その中で上下関係はできるんであろうなーと思うと現実世界にも重ねて見てしまわなくもないですね。 ちなみに、前に紹介した気がする「ハンガーゲーム」シリーズとかもまさに、貧困層と富裕層との戦い系ですが、往々にしてちゃんとストーリー立てると、貧困層が富裕層に逆転するタイミングで、「いやいやうちらやってるん富裕層と変わらなくね?」といった葛藤が見どころ感もあり。 時代は繰り返しますよね〜。