様々な視点で情報を発信するカルチャーマガジン

  1. HOME
  2. CULTURE
  3. 映画レビュー ~期待しないほうが人生楽しめます。映画「NOPE」~
CULTURE

映画レビュー ~期待しないほうが人生楽しめます。映画「NOPE」~

CULTURE, LIFE STYLE

ヒットを打ち続ける野球選手、リリースする度にヒットチャートに選ばれるアーティスト、芥川賞受賞後もコンスタンスに本を書き続ける作家。

期待に答え続けることの難しさと、そんなこと、できない自分からの畏敬の念たるや!

この世で難しいことの一つと、成功者が実践していることの一つに「継続」がある気がしますよね。 かつ、それに商業的な成功の要素を含めるなんて、どう考えても神業でしかない気がする。

「ゲットアウト」「アス」と、アメリカの人種差別問題の要素も交えつつ、政治色強くなりすぎずにいい感じにサスペンス映画に作品を昇華させるジョーダン・ピール監督の最新作がこちら。 いやー、見た人の賛否両論たるや。 まぁどっちかってと「否」が多かった気がしなくもないですが。

つまるところ、めっちゃ期待されて見てみたら、これはもう個人のお好みよね! って偏り具合だった本作品「NOPE」のレビューです。 それでは、れいえつごう。

NOPE

監督 ジョーダン・ピール
2022年製作 / 131分 / アメリカ
原題:Nope
配給:東宝東和
オフィシャルサイト
https://nope-movie.jp/

ストーリー

田舎町で広大な敷地の牧場を経営し、生計を立てているヘイウッド家。 ある日、長男OJが家業をサボって町に繰り出す妹エメラルドにうんざりしていたところ、突然空から異物が降り注いでくる。 その謎の現象が止んだかと思うと、直前まで会話していた父親が息絶えていた。 長男は、父親の不可解な死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことを妹に明かす。 兄妹はその飛行物体の存在を収めた動画を撮影すればネットでバズるはずだと、飛行物体の撮影に挑むが、そんな彼らに想像を絶する事態が待ち受けていた。

多分予告が一番面白い

突然空に現れる「何か」その何かに立ち向かう牧場一家。 何か生き物なのか、事象なのか、はたまた何かの物体なのか、「ちょっと手前」の描写を写す映像。 おお〜、気になる。。 が、本編見ると、予告以上のテンションは得られない気もする。

兄と妹、黙ってると哀愁漂う(参照元

空から来るって脅威っすよね(参照元

本筋と関係あるような内容な丁寧すぎる背景描写

伏線と言われるものは、最終的なストーリーの根幹に関係があったり、主となる登場人物の動向に関係していたりして、終盤に、おお、あれ繋がってるのかという驚きと納得を生むものなわけですが。 伏線ではないのだが、ある登場人物の現在にいたるまでの背景描写などが、丁寧すぎるぐらいの描かれ方をしている。

この辺も多分賛否両論で。

  • いや、あのくだりいる?
  • 関係なくない?
  • 映画の起承転結に大きく関係なくても必要な描写
  • 主人公にだけフォーカスをあてない切り口

様々捉え方はあるのではと思われるこの辺も、この映画の面白みな気がします。

そういえば昔こんなことありまして、なシーンが一番過激(参照元

あとあと、役に立つシーン(参照元

で、空からのやつ、なんなん

SFホラー、パニック映画の醍醐味としては、やはり、その襲ってくる「何か」である。

  • でかいのか
  • 小さいのか
  • どんな顔してるんか
  • どんな造形してるんか
  • どんな声?音?
  • 何色?
  • 何に似ている?

パターンとしては、下記などかと

  1. いきなり冒頭でネタバラシ
  2. 中盤で出てきてスピード感もって終焉
  3. ちょいちょい小出しで最後に強烈なインパクト
  4. 最後の最後まで出てこず、ツッコミ感満載

それでいくと、ヘビ、サメ系のは、なんせ造形も想定の範囲なので、1のパターンが多く、宇宙人系は2、クローバーフィールドみたいな視覚要素にもフォーカスあてた作品は、3、その他B級作品は、4な気もします。

それでいくと、本作品は、3の類な気もします。
が、最初の何か全然わからへんもんから、あー多分UFO的なやつね。から、最後あれ、思ってたんとちゃうに着地するあたり、割と美しかったように思います。

確かに冗長的かも

ストーリー的には、冒頭が空からの落下物で父亡くし、真面目無口な兄と、破天荒妹で、どうするよこれから感から、兄と妹の邂逅なども見られつつ、関係する登場人物も妙にライトなノリ。 音楽通して全体のテイストも明るめですが、よー考えたら、まぁまぁ人死んでまっせ。 というシリアスなのか、そうじゃないのか、どっちつかずな印象もあり、ちょっとラストにかけてのスピード感は、飽きる印象もありました。 んで、倒し方は、「うそん」ってなります。 この辺も好みの問題ですが。

スケールでかい、なんこれ!感(参照元

色々オマージュあり

AKIRAの某シーンをオマージュしたシーンとか、その他調べると色々あるようなんで、お好きな方は調べてみてはと思います。

ちょっと笑える仕掛け(参照元

ジョーダンピール監督のこれまでの作品からの期待値では、ちょっと路線違うかもなんで、「ゲットアウト」「アス」のサスペンス感を期待していると肩透かしかと。 まぁでも予告見た時点で、全然違うよね感は、わかりそうなもんですが。

いわゆるところの「未確認な生物・生き物」を題材にしたSF映画としては、一辺倒ではなく、様々風刺や多角的な見方もできて面白いのではと思いますが、個人的にはちょっと眠たかったです(どっちやねん)