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CULTURE

書庫バー / 書を持って町に出よう ~ 神戸読書スポット案内 ③

CULTURE, LIFE STYLE

初めて書庫バーを訪れたのはまだ関西に移住する前のこと。「神戸にデザイン事務所の書庫を改装したバーができたらしい」という噂は東京に住む私の耳にまで届いていました。 それからほどなくして初訪問したと思うので、2014年か2015年頃かな・・・。

JR元町駅から徒歩3分、大丸そばにレトロで落ち着いたビルがあります。 その名もかわいらしい「三星ビル」。 この建物の2階に書庫バーはあります。

同フロアにはアート・デザイン関連の書籍やZINEが充実した新刊書店「storage books」があるので、ここで読みたい本を買ってからバーへ向かうのも良し! 書庫バーの客席から見える距離感です。

同フロアに書店と言いましたが、このビル、それだけじゃないんです。 3Fにはギャラリー、4Fにはコワーキングスペースと、これらを全て「STORAGE」という名前。「知と縁のSTORAGE」をコンセプトとして、それぞれのスペースが連動しながら日々面白い出来事が生まれ、発信されている場所なのです。 これらを運営しているのは書庫バーの始まり「デザイン事務所の書庫を・・・」の主である神戸デザインセンターなので、この連動が叶うというわけです。 神戸に移住してきて以来、ギャラリーでの展示、作家やアーティストのトークイベントやサイン会など、お酒を飲む以外でも度々馳せ参じている私です。

それでは扉を開けて店内に入ってみましょう。 にぎやかな街中にあるはずなのに、すっと空気が変わります。 カウンター席に腰かけると、目の前にはさまざまな種類のお酒のボトルと古い映画が流れるプロジェクター、そして背面には天井まで届きそうな本棚に並ぶデザイン書の数々。 カウンターの上、手に取れる範囲にも読み物系や料理の本など。

私はビール一択のつまらない人間なのであれですが、お酒の種類が充実していることは言うまでもなく、旬のフルーツを使ったカクテルなども人気があるみたい。 こちらは「いちごのウイスキーサワー」。 さわやかでとっても美味。 お酒が苦手な方は栄町・VOICE of COFFEE の豆をハンドドリップで入れてくれるコーヒーがありますよ!

書庫バーのバーテンダーは日によって入れ替わったりします。 古い書物の修復の話とワインが楽しめる古書BAR、アーティストのトークサロン、焼酎やクラフトビール、ハイボールに特化したイベントデーなどもあります。 書庫バーのInstagramで今月の情報をチェックして、お目当てのバーテンダーさんに会いに、好みのドリンクを嗜みに、訪問するのがおすすめです!

書庫バー

住所 〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町1-16 三星ビル2F
TEL 078-331-2633
営業時間 月〜金:17:00〜23:00 L.O.
土日祝:12:00〜23:00 L.O.
水曜定休
※最新情報は直接店舗へお問い合わせください
WEB https://storage-kobe.com
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今日読んだ本

『日めくりと私』 佐々木未来
(ambooks)https://store.tamon.in/items/25957240