切り取られる景色 〜屋根がないとは何事だ〜 / クンゴボンゴ web Vol.6
なかなか文章をまとめるという作業は厄介なもので。
ドラマー / パーカッショニスト / ラジオパーソナリティー の 定成クンゴです。
音楽、車、酒、タバコ、DIY。
とりとめなくツラツラと思うままに。
そんなコラムにしていきたいと考えています。
第6回は、イタリアのちょい古な車、アルファロメオ スパイダーについて
切り取られる景色 〜屋根がないとは何事だ〜
オープンカー。 なんと甘美な響きでしょう。
このコロナ禍、密がダメだと言われていますが、二人乗りで屋根がない、まぁプライバシーも何も関係なく開けっ広げなこの動く物体は、時代にあっているのか時代錯誤なのか、ちょっと混乱してしまいます。
スパイダーは、イタリアの自動車メーカー・アルファロメオが1966年から製造している2ドア・オープンカー。
1993年までのモデルはアルファロメオ・ジュリアのシャシーを用いた独自のデザインのモデルでしたが、その後のモデルはアルファロメオ・GTV・アルファロメオ・ブレラのルーフを切り取ったオープン版で、キャビン以外はベース車とほぼ共通設計。 各車ともカロッツェリア・ピニンファリーナの車体製造となっています。
アルファロメオ・スパイダー
https://ja.wikipedia.org/wiki/アルファロメオ・スパイダー
で、今回我が「500円玉貯金号」こと、アルファロメオ 159の代車でお借りしているのが、型名916の二代目のスパイダー。
三代目に引き継がれる直前、惜しまれつつ生産終了されたツインスパークエンジン搭載車、2000ccです。
緊急事態宣言が東京他で発出中ではありましたが、長野県は規制なし。
上京仕事は壊滅的で長野に引きこもっている間、このスパイダーに乗っている時は気分を発散できる大切な時間。
ドバッと解放された上半身。 巻き込みの風も気持ちよく、緑の香りが時折鼻先を通り抜けます。
僕のラジオ番組ではお馴染み、老犬ホームオーナーのダディー小嶋さんと、その仲間の自営業者の皆さんとオープンカーツーリングに行ってきました。
(ここではあえて、ラジオやTwitterのハンドルネームでご紹介)
オープンカーは2台。
黒い彗星、ダディーのトヨタMRS。
オレンジ色のニクイ奴オシャレ版、雑食ピエロさんのフィアットバルケッタ。
そして、もう一台はクローズド。
ピリッと刺激的・熟した小さい唐辛子、ジャッジマンさんのローバーミニ。
それぞれが個性的な車で、細かく紹介するとキリがありません。
ミニに関しては前回の記事でも書きましたが、面白いもので各オーナーの個性がモロに出てきて、極端に言えば世の中同じ仕様の車がないほど。
これほどまでに各車違うのも珍しいと思われます。
僕のミニは、前の記事を参照していただければ、と。
一向は軽井沢を出発。 午前中は北軽井沢〜嬬恋〜菅平。
浅間山の北側をぐるっと駆け抜けました。
菅平では、名物の大きなハンバーガーをいただき、一時期話題になった灼熱の八ッ場ダムへ。
オープンカー、強烈な日差しの中では無防備。 しっかり日焼けで脳天のぼせつつ、ほぼ半日かけて無事全行程を走破してきました。
さて、オープンカー。
オープンカーには性格の違う2種類があると思ってください。
1. 屋根を閉めることができるオープンカー。
2. 屋根を開けることができるオープンカー。
字面にするとほぼ同じですね。
でも意味は随分と異なります。
1. 屋根を閉める、クローズ可能な車
この場合はいわゆるイメージ通りの幌だと思っていただければ。
幌のイメージ、わかりやすく言えば傘。 雨が降ってきたらパッと広げて雨除けに。
そして、強い日がさす時は日傘代わりに。
デフォルトの状態は、屋根がありません。
2. 屋根を開ける、オープン可能な車
この場合はハードトップを電動で格納できるタイプだとお考えください。
普段は普通のセダンとして。 天気が良くて気が向いた時は、トランスフォーマーよろしくメカメカしい機構で屋根を格納します。
しかも、ボタンひとつで。 現代の車ですね。
デフォルトの状態は、屋根があります。
同じ屋根が空いている状態を見たとしても、根本的なこの違いは、本当に大きい。
びっくりするくらい違います。 外界と接触する積極性がまるで違うのです。
布製のトップは消耗品。 短いサイクルで5年、長くても10年で張り替えなくてはいけません。
スチールやFRP、アルミを外板として使用している自動車において、大きな面積を閉める屋根部品、それそのものが布(ビニールの場合もあり)なのですから、消耗は仕方ありません。
ジーンズだって、何度も洗えば痛んできてしまいますからね。
対してスチール、FRP、アルミなどの硬い物質の一見普通の屋根に見えるハードトップ。
これは複雑な機構ではありますが、屋根を閉めている状態での日常遣いには極めて普通の車。
遮音材も入っているので、布製に比べればはるかに車内は静か。
雨だって、雪だって、渋滞の排ガス、高速道路の風切り音だって気になりません。
もしオープンカーを所有してみたいと思うのであれば、住環境とライフスタイルでしっかり吟味するのをお勧めします。
年に数回しかオープンにしないオーナーも多いと聞きます。
実家にも一時オープンカーがありましたが、屋根を開けているの、ほぼ見たことありませんでしたから。
オープンにする機会が少ない、例えば都市部に住む方、また豪雪地帯でガレージのない方には、2 のハードトップを。
そこそこ田舎で運転大好きな人は、間違いなく 1 の幌。 そして手動で開け閉めできるタイプをお勧めします。
電動は壊れた時の出費が痛いですからね。
僕自身は一度も自分の車としてオープンカーを所有したことがありませんでした。
今回、アルファスパイダーを長期お借りしていて、目から鱗の気持ち良さを体感しました。
もうしばらく借りていようかな。
このアルファスパイダーは、ガレージライオン で販売中でもあったりするので、ご興味のある方は連絡してみてはいかがでしょう。
じゃないと、距離が伸びちゃう。笑
だって、楽しすぎるんだもの。
・・・
さて、ドラム演奏の他に教室を運営しているわけですが、FMラジオ番組のパーソナリティーもしています。
『音楽情報バラエティー クンゴボンゴ』
毎週木曜20時からの生放送です。 毎回気合を入れたこだわりの選曲で日本全国のリスナーさんにお聞きいただいてます。
本当に嬉しいです。
クンゴボンゴ!|fmさくだいら
http://www.fmsakudaira.co.jp/kungobongo/
『Nan Coffeeってなんなん?』
それに加え、12月スタートの新番組「ナンコーヒーって何なん?」
ふざけたタイトルですが、軽めのコーヒーブレイクになる、タイ王国原産のナンコーヒー啓蒙番組です。
毎月第三日曜日、朝 9:20 〜 9:35
再放送は、第四木曜日17時15分 〜 17時30分です。
ぜひお聴きください。
Nan Coffeeeってなんなん?|fmさくだいら
http://www.fmsakudaira.co.jp/news/osirase/48911/
『ENDLESS 130 COLLECTION』
毎度協力していただいているブレーキメーカー エンドレス の130コレクション。
ここには、フルレストアされたクラッシックミニが2台と、ミニのレースカーが動態保存されています。
番組も楽しく制作してますが、130コレクションにも、コロナ明けにドライブなんてどうでしょう。
130 COLLECTION|エンドレス公式ウェブサイト
https://endless-sport.co.jp/EndlessMagazine/130collection/index_130_collection.html
・・・
そして「ナンコーヒーって何なん?」のエンディングテーマ曲は、SuzKen & the Kungo Bongos の新曲『Heal The World』です。
SuzKen & The Kungo Bongos
New Album「SOME SPARKLE」
diskunion|ディスクユニオン・オンラインショップ
https://diskunion.net/portal/ct/list/0/81007104
アルバム詳細
知る人ぞ知る男性SSW、SuzKen の再始動プロジェクトから、遂にフルアルバムがリリース決定。
先行7inchシングルでもフィーチャーされた Mummy-D (RHYMESTER) に加え、唯一無二のソウルフル・ラッパー、TARO SOUL もゲストボーカルで参加!!
ドラマーの定成クンゴが率いる実力派集団、the Kungo Bongos が全面に渡りサポートし、色彩豊かな華を添えている。
オリジナル楽曲はもちろん、The Beatles や Weldon Irvine といった、SuzKen 自身のルーツに根差したカヴァー楽曲も含め、必聴の一枚に完成。
一時は声も失いかけたSSWであり、癌との戦いから生還した男だからこそが体現できる、
数多の輝き (SOME SPARKLE) に満ちた本作を是非手元に。
diskunion 鈴木庸介によるレーベル、URBAN DISCOS からのリリース!!
■ SuzKen & The Kungo Bongos
new album 「SOME SPAKLE」
Guest Vocal :
Mummy-D(RHYMESTER) on #2
TARO SOUL on #7
SuzKen & the Kungo Bongos :
SuzKen (Vocal)
Kungo Sadanari (Drums)
Takeru Yamazaki (Keyboards)
Mitsuru Tanaka (Trumpet)
Charlie Tanaka (Guitar)
Kazuki Oe (Guitar)
Shoei Yamagiwa (Bass)
Recording Engineer : Kungo Sadanari
Mastering Engineer : Moe Kazama (studio ATLIO)
Designer : Tatsuya Horikawa
Photographer : Sonerie
URBAN DISCOS Producer : Yosuke Suzuki
URBAN DISCOS / JPN / フォーマット CD
規格番号 URDC9 / 発売日 2020年12月16日
EAN 4988044057807