切り取られる景色 〜小さいことは良いことだ〜 その1 / クンゴボンゴ web Vol.4
なかなか文章をまとめるという作業は厄介なもので。
ドラマー / パーカッショニスト / ラジオパーソナリティー の 定成クンゴです。
音楽、車、酒、タバコ、DIY。
とりとめなくツラツラと思うままに。
そんなコラムにしていきたいと考えています。
第4回は、イギリスの古い車、クラッシックミニ(ローバーミニ)について
切り取られる景色 〜小さいことは良いことだ〜 その1
沖縄の友人が外でBBQの夜、長野県の我が家ではアツアツおでん。
気温差20〜25度ってところでしょうか。日本は中々広いですね。
まだまだ2月。昨今春が早くなったとはいえ、ゴールデンウィークまで雪の心配がある地域に住んでいると、冬の暖かさは羨ましい以外のなにものでもありません。
ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)の技術者アレック・イシゴニスのチームによって設計され、1959年に発売されたミニ。
2000年までの41年間もの間、細かい変更こそあれ、外観に大きな変化なく製造された稀有な自動車です
ミニ(BMC)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ミニ_(BMC)
そんな古い車、ローバーミニが愛車で、現在2代目。通称「出戻り君」。
初代はアーモンドグリーンの1300ccキャブ、アーモンドグリーンのいわゆるオールドスタイル。
10インチタイヤもバッチリ決まった、極めて発売当時のオリジナルに近い個体。
ガレージモーリスのオリジナルカーだったのですが、子供が産まれるのに伴い、売却。
なんせ、ベビーカーが乗らなかったもので。
手放したことを今でも激しく後悔しています。
そして、現在2代目の「出戻り君」は、1995年製のインジェクション。
インジェクションを簡単に言うと、キーを捻ればすぐにエンジンがかかる、”おまじない”のいらない機構。
とはいえ、電子フル制御の現代の車と比べれば極めてアナログ。
必須アイテムの、パワステ/パワーウインドウ/エアコン/ABS等々の装備はありません。
クーラー付きとはいえ、夏の昼間は乗れません。車が元気でも中の人間がオーバーヒートしてしまします。
真冬もなるべく乗りたくない。道路に巻かれている融雪剤の塩分が錆を呼び寄せ、ボディーを溶かしてしまいます。
その昔、冬のモンテカルロラリーで、ポルシェをぶっちぎって優勝したことのあるミニなので、圧雪路を飛ばしたい気分にもなるのですが、
軽トラックの4輪駆動車にぶっちぎられそうで、自粛しています。
そうそう、なぜ「出戻り君」なのか?
震災きっかけで東京から長野県へ移住したのですが、毎週のように東京往復してたんですね。
乗り心地がお世辞にも良いとは言えないミニ。前述のように、乗る時間帯、季節を選ぶという状況とともに体にも厳しくなってきまして。
泣く泣く一度手放しました。もう存分に楽しみましたので、潮時だな、と。
それをたまたまご近所の仲間の娘さんが購入。近所ですれ違っていたんです。
別れたはずの相方が、たまにすれ違う、これは中々酷なシチュエーション。2年程月日が経って心がチクチクしなくなった頃、その娘さんがミニを降りることになりました。
そうなんだ、と思ってはいたんですが、いつものカフェに持ってこられて、なんか近くで眺めてたら涙が出てきました。
「そうかそうか、帰ってくるか?」
これでめでたく、2年ぶり3度目のミニオーナーとなった訳です。
では、何故にそんなにミニに乗りたいのか。
スタイリング?
確かに可愛い。
軽より小さいサイズ?
ピラーが細いので、360度、びっくりするほど見晴らしが良くて運転しやすくて、その小ささ故に取り回しがとても楽!
クイックなハンドリング?
よく言われるゴーカートフィーリングのハンドリングは、本当に楽しいし、カートのサーキットで走行会で走った時にその俊敏さに驚いたり。
でも、本質はそこではありません。
ミニのある光景。庭を眺めるとそこにミニがある構図が好き。
そして、何より、運転席から見える、フロントウインドウという額縁で切り取られる景色が最高。
「余人をもって代えがたい」
車を擬人化したら、この言葉しか見当たりません。
その2へ続きます!
・・・
さて、ドラム演奏の他に教室を運営しているわけですが、FMラジオ番組のパーソナリティーもしています。
■ 音楽情報バラエティー クンゴボンゴ
毎週木曜20時からの生放送です。毎回気合を入れたこだわりの選曲で日本全国のリスナーさんにお聞きいただいてます。
本当に嬉しいです。
クンゴボンゴ!|fmさくだいら
http://www.fmsakudaira.co.jp/kungobongo/
■ Nan Coffeeってなんなん?
それに加え、12月スタートの新番組「ナンコーヒーって何なん?」
ふざけたタイトルですが、軽めのコーヒーブレイクになる、タイ王国原産のナンコーヒー啓蒙番組です。
毎月第三日曜日、朝 9:20 〜 9:35
再放送は、第四木曜日17時15分 〜 17時30分です。
ぜひお聴きください。
Nan Coffeeeってなんなん?|fmさくだいら
http://www.fmsakudaira.co.jp/news/osirase/48911/
■ ENDLESS 130 COLLECTION
毎度協力していただいているブレーキメーカー エンドレス の130コレクション。
ここには、フルレストアされたクラッシックミニが2台と、ミニのレースカーが動態保存されています。
番組も楽しく制作してますが、130コレクションにも、コロナ明けにドライブなんてどうでしょう。
130 COLLECTION|エンドレス公式ウェブサイト
https://endless-sport.co.jp/EndlessMagazine/130collection/index_130_collection.html
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そして「ナンコーヒーって何なん?」のエンディングテーマ曲は、SuzKen & the Kungo Bongos の新曲『Heal The World』です。
SuzKen & The Kungo Bongos
New Album「SOME SPARKLE」
Now on Sale!!
diskunion|ディスクユニオン・オンラインショップ
https://diskunion.net/portal/ct/list/0/81007104
アルバム詳細
知る人ぞ知る男性SSW、SuzKen の再始動プロジェクトから、遂にフルアルバムがリリース決定。
先行7inchシングルでもフィーチャーされた Mummy-D (RHYMESTER) に加え、唯一無二のソウルフル・ラッパー、TARO SOUL もゲストボーカルで参加!!
ドラマーの定成クンゴが率いる実力派集団、the Kungo Bongos が全面に渡りサポートし、色彩豊かな華を添えている。
オリジナル楽曲はもちろん、The Beatles や Weldon Irvine といった、SuzKen 自身のルーツに根差したカヴァー楽曲も含め、必聴の一枚に完成。
一時は声も失いかけたSSWであり、癌との戦いから生還した男だからこそが体現できる、
数多の輝き (SOME SPARKLE) に満ちた本作を是非手元に。
diskunion 鈴木庸介によるレーベル、URBAN DISCOS からのリリース!!
SuzKen & The Kungo Bongos
new album 「SOME SPAKLE」
Guest Vocal :
Mummy-D(RHYMESTER) on #2
TARO SOUL on #7
SuzKen & the Kungo Bongos :
SuzKen (Vocal)
Kungo Sadanari (Drums)
Takeru Yamazaki (Keyboards)
Mitsuru Tanaka (Trumpet)
Charlie Tanaka (Guitar)
Kazuki Oe (Guitar)
Shoei Yamagiwa (Bass)
Recording Engineer : Kungo Sadanari
Mastering Engineer : Moe Kazama (studio ATLIO)
Designer : Tatsuya Horikawa
Photographer : Sonerie
URBAN DISCOS Producer : Yosuke Suzuki
URBAN DISCOS / JPN / フォーマット CD
規格番号 URDC9 / 発売日 2020年12月16日
EAN 4988044057807