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映画レビュー ~それ、どやねんが詰まっているホラー映画「スパイラル」〜

CULTURE, LIFE STYLE

ホラー好きだろうが、なんだろうか一度はタイトルぐらいは聞いたことあるのでは? の映画「ソウ」

気がつくと見ず知らずの人と覚えのないところに閉じ込められている。 そこから脱出するには、その見ず知らずの人と協力、もしくは殺し合う必要があったり。 ただ家族が人質にとられていて、やむなく選択するしかない、、、的なシチュエーションホラー。 割と似たような映画ある気しますが、完成度的に走り的存在では? と思う。

初期の作品は、わけわからんけど、めっちゃ怖いし、グロテスクなシーン多数で話題になりましたが、4作目ぐらいからは割とちゃんと犯人が出てきて、また、なぜそういう事をするようになったのか背景まで丁寧に明かされていく。。
一言でいうと終盤の作品はおもんないです。

そんなわけで、私は終盤に行くにつれて、けっこう前に見たからか、途中寝てたからか、記憶があやふやな中、なんとここにきて続編が公開!

ってので、楽しみに見たわけですが、、、まーこれが色々ありまして。 聞いてください奥さん。

それでははりきって参りましょう。 レッツ、カットソーの「ソー」はソーイング(縫製)のソーらしいで!

スパイラル:ソウ オールリセット

監督 ダーレン・リン・バウズマン
2021年公開
93分
オフィシャルサイト
https://spiral.asmik-ace.co.jp/

ストーリー

地下鉄の線路上で舌を固定され、宙吊りになった男。 猛スピードに迫った電車により、男の体は四散する。 それが、猟奇犯が警察官をターゲットに仕掛けたゲームのはじまりだった。 捜査にあたるジークと相棒のウィリアムを挑発する不気味な渦巻模様と青い箱。 やがて、伝説的刑事で、ジークの父であるマーカスまでもが姿を消し、ジークは追い詰められていく。

とりあえず人がぐちゃぐちゃになるシーン好きな人は見たらいいんかも

そこはそう、安定のグロシーンは健在。 しょっぱなから舌ひっこぬかれたり、指ぶっちぎられたり、塩酸顔面にかけられたりはします。 が、なんだろうかこのマンネリ感。

警察官をターゲットに、、ってのも特に斬新感ない気もするし、むしろ既視感ありあり。

グロシーンはちゃんとあるのでご安心を(参照元

キャスティング微妙

親が所長のボンボンで、署内の正義感強すぎてはみ出し者。 奥さんとはうまくいかず離婚済みの主演警察官が、クリスロックさん。
彼がまぁキーキーうるさい。 正義感の感じもあんまし伝わらへんし、なんか、とりあえずうるさい。 だんだん芸人のダイアン津田さんに見えてきて、余計感情移入できへん。 つーか、主演さんがこの手の破天荒者設定の映画、山ほどあった気するが、アメリカって離婚率高いし共感わきやすいんだろうか。

さらに親父がサミュエル・L・ジャクソンって「めっちゃ大物で揃えますやん、中身自信あらへんのけ」と、性格の悪いバイアスもかかる。

クリスロックさんと署長役のマリソルさん(参照元

お馴染み感(参照元

妙に感情移入できへん登場人物

ついでに、彼をかばう(色々裏あったようで)現女性署長も、明らか謎に彼の肩もちすぎ & ひいき感ありありで。 そりゃ、署内でハレーションおきますよねと思ってしまう。「署内でどう思われてようが、この事件、俺陣頭指揮とるし!」とか言われて、署内で総スカン受けつつも「しゃーないなぁ、ほな私の権限で陣頭指揮とらしたげるし頑張って!」って、うまくいくわけあらへんがな。

真犯人と拷問器具のなんか関連性なさ

実はおまえ犯人やったんかーい。 な展開が一応まってますが、その動機はともかく、あの手の込んだ拷問器具とかの設置タイミングとか、技術とか、どうやってやったんか雑すぎて、全然つながらへん。 この辺もこれまでのシリーズのが丁寧な気します。

動物マスクは素敵でした(参照元

いちおう続編ありそな終わり方

ラストはB級ホラーばりの、まだまだ続くぜな終わり方ですが、続きあるんかな。 改めて、初期のソウ作品って、スプラッターな拷問シーンやエグめのシーンにフォーカス当ててしまいがちですが、ストーリーと妙な信憑性と納得感ある展開で、よーできてたんですね。 としみじみしました。

初期の頃のは、先入観なかったし面白かったんだろうか、今作が大味すぎたんだろうか。 あとは期待値の問題かもしれませんが、もうちょっと、どうにかしてほしかったな〜。 1作で、ここまでもっていくのではなく、2作ぐらいにわけれる予算があれば、また違ったのかもしれへんと、昨今の予算投じまくりネトフリ長編ドラマをふと思い出すわけでした。

・・・

それにしても、こういうホラー・スプラッターな映画てなんで作るんでしょね。