映画レビュー ~2作目ってどうなんシリーズ「クワイエット・プレイス2」「ドント・ブリーズ2」「海底47m2」
イメージとして、パニック・ホラー系映画の2作目、予算的なものもあってか、内容微妙説ありますが、少し前、そこそこ話題になった作品の続編を見て、思うところあったのでレビューしてみました。 謎化け物・サメ・めっちゃ強い爺さんまで! レッツセカンドストリート!
▼ 以前書いた2作目どやねんレビューはこちら
クワイエット・プレイス2
監督 ジョン・クラシンスキー
製作 アメリカ
2021年
97分
配給:東和ピクチャーズ
一言で言うと、”なぜ作ったよ” 感
ストーリー
“音を立てたら、超即死” という極限の世界を生きるエヴリン一家。 最愛の夫・リーと住む家をなくしたエヴリン(エミリー・ブラント)は、産まれたばかりの赤ん坊と2人の子供を連れ、新たな避難場所を求めてノイズと危険に溢れた外の世界へ旅立つが・・・。 突然 “何か” の襲撃に遭い、廃工場に逃げ込んだ一家は、謎の生存者エメット(キリアン・マーフィ)に遭遇する。 彼との出会いを発端に、新たな謎と脅威が明らかとなり、一家の運命は激しく動き始めるのだった。
<前作のストーリー> 音に反応して人間を襲う「何か」によって人類が滅亡の危機に瀕した世界で、「決して音を立ててはいけない」というルールを守り、生き延びている家族がいた。 彼らは会話に手話を使い、歩くときは裸足で、道には砂を敷き詰め、静寂とともに暮らしていた。 しかし、そんな一家を想像を絶する恐怖が襲う。
TOPICS
- エミリーブラントはかわいいでしかし
- いつも思うんけど荒廃した世界で髪の毛トリートメントとブローきかせすぎ
- あとメイクも
- もっとボロボロであれ!
- フォーカスは子供に当たるという点で前作と違う角度感はあります
- 前作終盤でモンスター造形、弱点、生態まで開示済み
- それをふまえてみるとツッコミどころ満載
- かつ緊張感無くなり気味
- 緊張と緩和とは
- 終末系映画あるあるのユートピアと略奪者
- あるあるが過ぎるでしかし
- 倒し方わかってるんやし、もうちょっと頑張ろう
- エミリーブラントはかわいいでしかし
- 前作のテンション返してくれ
個人的感想
こんだけ世界終末系映画が出回ると、設定勝負なところ多数になりがち。「ウイルス」「ゾンビ」「エイリアン」「環境破壊」「謎生物」とかとか。 そういう点でいくと、このシリーズは宇宙からきた謎生物に該当する気がするんですが、前作はとにかく、「なんかわからんけど、物音立てたら、どっからかすんごい勢いで襲ってくるクリーチャー」が謎 & 最強すぎる、そして、エミリーブラント一家は家族を引き裂かれ、そんな中、出産ってとんでもない展開もありつつ、終盤クリーチャーのビジュアル登場。 ついでに弱点も露呈と急速展開が面白かったわけですが、次作となる今作は、引き続き長女は聴覚障害あるし生まれたばかりの赤ちゃんはいるわのエミリーブラント一家の無理ゲーサバイバル映画。 が、モンスターの生態や弱点などなどは露呈されてるので、見てる側的には、「もっとこうしたらええのに〜」感山盛り。 中盤登場する、別の生き残りグループ「俺たちゃ悪だぜ略奪もするぜ」感の人たちも想定通りすぎるペラさやし、なんとなく冗長的にだらだらした仕上がりでした。
1号店うまかったし2号店食べに行ったら、同じメニューやのに、えっ、何この急なフランチャイズ感って微妙な感じ
ドント・ブリーズ2
監督 ロド・サヤゲス
製作 アメリカ
2021年公開
98分
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
前作を100点としたら20点ぐらいの出来
ストーリー
あれから8年。 盲目の老人は、惨劇の起こった屋敷でひとりの少女を大切に育てていた。 少女と2人だけの生活を誰にも邪魔されないよう、静かに暮らしている老人だったが、少女に向ける表情には言いようのない不気味さが漂っていた。 そんな2人の前にある時、謎の武装集団が現れる。 彼らが少女を狙って屋敷に踏み入ってきたことから、老人の狂気が再び目を覚ます。
<前作のストーリー> 親と決別し街を出るため逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスと一緒に、大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅に強盗に入る。 だが目は見えないが超人的な聴覚を持つ老人は、どんな “音” も逃さない<異常者>だった。 真っ暗闇の家の中で追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。 そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキーの悲鳴が鳴り響く――。
TOPICS
- いや、そのねーちゃん誰なんってとこから始まる
- 単体でみると、シンプルにリベンジアクション映画
- 前作がクオリティ高すぎた問題
- とりあえず盲目老人は引き続きめっちゃ強い
- 襲ってくる元軍人にしてグレ集団のペラさたるや
- ケンシロウの下っ端感やばいんですが、どうしたんですか
- ラストはまぁそうなるよね感
- おもしろくないわけではない
- が、続編としては、よーわからん
- やっぱり、シンプルにリベンジアクション映画
- めんどくさいやつおらんくなって一応はハッピーエンドってことでええのか
個人的感想
なんつーか、普通のリベンジアクション映画である。 特筆すべきは、主人公が盲目の爺さんやのにめっちゃ強くてすんごいってぐらいのもんである。 が、これは単に前作のストーリーが濃厚すぎたに尽きると思われます。 前作はそういう点でいくと是非見てもらいたい気もしますな。 前作の序盤は、金目当ての強盗に襲われたけど実は以外にめっちゃ強い盲目爺さんと、強盗目線での戦い 〜爺さんのかわいそうな過去から、完全にサイコすぎる爺さんへ、過去露呈される度、大ショックな展開〜 であったが、いうなれば、その前半になる「盲目爺さんがめっちゃ頑張るアクション」にフォーカスを当てただけの作品となってしまっており、ヒロインは、まぁなんというか登場した瞬間から、お馴染み「絶対死なない感」で、緊張感皆無。 襲ってくるヤク中っぽいギャング集団も、典型的なテンプレ通りの「悪」っていうペラさ。 名作の続編って難しいもんですねとしみじみ。
1の爺さん好きな人はみたらええと思います
海底47m 古代マヤの死の迷宮
監督 ヨハネス・ロバーツ
製作 イギリス・アメリカ
2020年公開
90分
配給:ギャガ
もはや47mやったかどうかも不明やし、監督が同じってだけです
ストーリー
親同士の再婚で姉妹になったミアとサーシャ。 まだどこかぎこちない娘たちの距離を縮めようと考えた父親の提案で、2人は週末に行われる船中からサメを鑑賞するツアーにでかける。当日、現地で偶然友人たちと出会った2人は、マヤ文明の遺跡が眠る海底洞窟を目指すケーブダイビングに誘われ、海に潜ることに。 神秘的な海底遺跡に目を奪われる2人だったが、複雑に入り組んだ遺跡を前に迷子になってしまう。 そして、そこには盲目の巨大人喰いサメがいた。
<前作のストーリー> 水深47メートルの海に沈んだ檻の中で、人喰いザメの恐怖と対峙する姉妹の姿を描いたシチュエーションパニックスリラー。 メキシコで休暇を過ごしていたリサとケイトの姉妹は、現地で知り合った男から、海に沈めた檻の中からサメを鑑賞する「シャークケイジダイビング」に誘われる。 水深5メートルの檻の中からサメを間近に見て興奮する2人だったが、ワイヤーが切れて檻が一気に水深47メートルまで沈んでしまう。 無線も届かず、ボンベに残された空気もわずかという極限状態の中、サメの餌食になる危険におびえながら、2人は生還を目指すが・・・
TOPICS
- いや、続編とかまるで関係ない別のサメ映画ですから
- ただ、この監督さんは割とサメ描写いいですよね
- だがしかし、前作の極限状態パニック感に比べると見劣り半端ない
- 盲目のサメってのは迫力あって素敵ですが
- 生き残るんやろなーな人たちが予想通り生き残る安心感
- マヤ迷宮跡地でのあれこれは暗すぎてよーわかりません
- ラスト10分のマヤ迷宮脱出後の展開は雑すぎて最高
- ラストの女子キャットファイトVSサメ感が爆笑必至
個人的感想
ハリウッド超大作みたいな予算かけまくり映画はほぼ中国資本が投入され、無駄に中国が舞台になったり不自然なキャスティング、子供だましのストーリー展開と腐り切ってしまった昨今の映画に比べると、昔ながらのサメ感で、作品としては面白いもんでした。 が、続編としては、、、というか続編とは誰も言ってない気してきましたが、まるで続編感ない仕上がり。 別に他タイトルでよかったんちゃうのと思いますよね。 まーなんというかアメリカのスクールカースト的な要素もありつつ、たくましく成長する高校生像もありつつと見どころはある作品だった気がします。 が、特筆すべきはラスト海面に脱出してからの対サメ劇。 いや〜、頑張ったら人間ってなんでもできるんですね感。 あれぞ火事場のクソ力。
サメ映画といえばやっぱり金髪美女ときれいな海ですよね(本編関係あらへん)
3つ通して所感
書きながら「47m」は、別に続編感だされてない気もしましたが「ドント・ブリーズ」は、ちゃんと続編ですが、内容ただのアクション映画、「クワイエット・プレイス」はネタバレ後の緊張感ない冗長的映画と、どこまで1作目で続編を意識していたのか気になる次第。 そういう意味、ターミネーター2とかは、よー出来てた気もします。 いや、そういう意味でいくとエイリアン2とかは名作な気もしますよね。 謎を謎のままおいといて伏線として回収できずに終わってしまうパターンがよいのか、さっさと回収して続編作った結果、面白み半減ってのがよいのか、、。
物事続けるのって難しいもんですねぇ、ってのとロードマップって大事ですねと真面目な結論。
マドナシ ライブ&リリース情報
2022年5月29日(日)@京都 UrBANGUILD
【キツネとバカの2MAN SHOW】
先日、キツネの嫁入りボーカルマドナシとサックス北村氏がゲスト参加した「モノ feat.マドナシ」も好評な『バカがミタカッタ世界』さんと2マンライブを行います。 場所は木屋町UrBANGUILD。当日は、コラボ曲に加え、スペシャル特典手配中。 キツネの嫁入りは、最近サポートで参加いただいている、バカがミタカッタ世界のピアノなっちゃんと、ひさよが木琴・グロッケン・アコーディンオンなどで参加とスペシャルバージョンでお届け予定。 みなさま、お待ちしております〜。
- 日時: 2022年5月29日(日)open 17:00 / start 18:00
- 会場: 京都 UrBANGUILD
- 出演: キツネの嫁入り、バカがミタカッタ世界
- 料金: 予約 ¥2500 / 当日 ¥3000(+1drink)
チケット予約
[UrBANGUILD] http://urbanguild.net/reservation/
[マドナシ] https://madonasi.com/kitsune/contact/
感染対策について
http://urbanguild.net/news/
「バカがミタカッタ世界」「キツネの嫁入り」のコラボシングル『モノ feat.マドナシ』デジタルリリース!
京都を拠点に活動する谷口未知(ヴォーカル)とフルイケナツキ(ピアノ)による音楽ユニット「バカがミタカッタ世界」が、2022年4月6日にシングル『モノfeat.マドナシ』をデジタルリリース。
フォーク、アンビエント、エレクトロニカなどをベースに日本語ポップスを展開するバカがミタカッタ世界。 音楽、存在、活動、そのどれもが唯一無二の同じく京都を拠点に活動するアーティスト「キツネの嫁入り」とのコラボレーション。
今作のテーマは “仄暗さ”。マドナシの渋みある歌声が楽曲の雰囲気を醸し出している。 曲の中盤からサックス・ヴァイオリンが鳴り出し、ラストに向かいドラマティックな展開となっている。 ドラムにsenoo ricky(LLama、折坂悠太(重奏)、YeYeなど)、ベースに藤井都督(LLama)、レコーディング・ミックス・マスタリングに吉岡哲志(LLama、Sawa Angstrom)を迎え制作。 サックスは北村信二(キツネの嫁入り)、ヴァイオリンはイガキアキコが参加。
バカがミタカッタ世界「モノ feat.マドナシ」
配信リンク: https://big-up.style/FZVSRTH1WS