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映画レビュー ~そのホラー映画、なぜ続編作ったよシリーズ~

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シリーズ化すると映画は大体劣化する。

ターミネーターとかバックトゥーザフューチャーといったハリウッド大作も、えてして、そのように思う。

2まではええねんけど3からは、、といった印象多め。

恐らくは1で世界観パンチきかせて、それを受けての2で、本来映画を評価すべきところのストーリーや脚本ってとこにフォーカスされた途端、その大した事あらへん実態がバレるからなのではないだろうか。

派手な見た目でデビューしたけど、世間が見た目になれた2作目売れず。みたいなロックバンドあるあるか。

まぁ私そんな売れたことないんで、そんな感覚わかりませんがね!

話が逸れました。

で、その手のハリウッド大作ではなく、どっちかってとB級。

どっちかってと「失笑の元、みなさん見ないよね」的ホラー映画4作をピックアップして果たして2作目どうだったのかをレビューしてみました。

はりきらん程度にいきましょ〜

『クローバーフィールド / HAKAISHA』

製作 J・J・エイブラムス
監督 マット・リーヴス
制作 2008年
上映時間 85分
制作国 アメリカ

<一言でいうと>

NY、謎のモンスターに襲われます。頑張って逃げますがうまくいきません。

はい、レビューとしては概ねそうなんですが、ブレアウィッチプロジェクトで一世を風靡した(セピアではない)、POVという撮影方法(つまり自撮り)を使って撮られた作品。

アメリカあるあるなサプライズパーティー(好きよね〜)中に、爆音と揺れが!

屋上から見るとあっちゃこっちゃで火の手おきてっし、あげく自由の女神の首飛んでくるし、大パニック〜、な中、主人公と友人数人でカメラを回しながら脱出しようとする、、

って書くとぺらっぺらな映画のようだが、これが割と面白い。

おねーちゃんは可愛いし、そのモンスターの全容がはっきりと映るシーンはほぼなく(終盤にあるよ)、割とスリリング、ビルの間からチラ見せ「へ、あれなんなん」という現場の緊張感が伝わってくる。

そして、おねーちゃんは可愛い。

終わり方もハッピーエンドってわけでもなく、続編を期待させる感じで思わずDVD買ってしまう(1回しか見てへん)ぐらいには楽しかった。

そして、その続編がこちら

『10クローバーフィールド・レーン』

製作 J・J・エイブラムス
監督 ダン・トラクテンバーグ
制作 2016年
上映時間 103分
制作国 アメリカ

<一言でいうと>

おっさんに閉じ込められてて、外に脱出するんやけど「本当の戦いはこれからだぜ」的に終わる

前作の続編っぽいけど継承するならちゃんとしようぜといいたい。

主人公のおねーちゃん(かわいい)が色々あって気がつくと怪我を治してくれたおっさんとにーちゃんと3人でシェルターみたいなところで共同生活をすることに。

いやいや、なんなん、外行かしてーや、と言うと、おっさんに「外でたら死ぬで、おたく」みたいな具合で出られない。

それなりに三人で楽しい要素もあり日々過ぎていくが、ある日、いやいや、やっぱ色々おかしいやんということでおねーちゃん(割とかわいい)脱出。

外でてみたら、なんじゃこりゃ〜って、モンスター(暗くてよくわからん)に襲われもって、かわいいヒロインは大概都合よく、ライターと酒ビンと新聞紙あって、簡易火炎瓶作れちゃうよね、都合よく。

という具合で続きを匂わせて終わる。

前作との比較で気になったところ
  • 前作との続き感あらへん
  • 前作イケてたのに色々台無し
  • せめて伏線の回収とかしてくれ
  • おねーちゃんはかわいいけど
  • 著名な監督に変わって、体良く収まった感あるよね
結論

結論からいくと「10クローバーフィールド・レーン」は映画として面白くないわけではないです。

が、

1作目の続編という立て付けが、良くなかった気がします。

前作の面白かった部分ふまえて期待値あがりますもんね、人間だもの。

というわけで、別に関連性もたせず別映画として公開されればもっと違ったんではないだろうかと思う次第です。

おねーちゃん可愛いし。

『スカイライン -征服-』

監督 グレッグ・ストラウス / コリン・ストラウス
制作 2010年
上映時間 85分
制作国 アメリカ

<一言でいうと>

全世界的に宇宙人が脈絡なく襲ってきます。がんばって戦いますが、あ〜れ〜

これはひどい。いやーまじひどい。

どれぐらいひどいかというと、「最新VFXでイケイケやし!」と、当時の彼女を誘って見に行ったところ、終演後しばらく口を聞いてくれなかったぐらいにはひどかったです。

きっと彼女の口内炎もひどかったんだと思いますが。

これ以上とないぐらい、感情移入できない主役のおにーちゃん(しょぼい・中途半端なイケメン・責任感ゼロ)が彼女とパーティーに(パーティー好きよねお前ら)参加してたところ謎の巨大UFO現る

発する青い光みてたら目離せんくなって気がつけばUFOに吸い込まれる(どういうカラクリ)、そのうち小さいUFO、でかいエイリアンとかも現れて、ついでに、実は、この事象、全世界規模らしい。

でもって生き残りとマンションに立てこもり(終始このマンションが舞台。きっと予算がなかったのね)エイリアンと戦うが、、的な内容。

「1日目 -到来-」みたいなフリで3日目までフェーズをわけて見る側を期待させるわけですが、、3日目はほぼ終演10分前ぐらい。

いや、バランス考えて分けてや!

そして、その続編がこちら

『スカイライン -奪還-』

監督 リアム・オドネル
制作 2018年
上映時間 105分
制作国 イギリス・中国・カナダ・インドネシア・シンガポール・アメリカ合作

<一言でいうと>

宇宙人に支配されかけたけどレジスタンス的な人たちと協力してがんばってたおします

前作の続編、光みたら吸い込まれる(いや、そのカラクリだけ教えて)という宇宙船とでかい宇宙人(が乗ってるバケモン?)との戦い。

前作と同タイミングですが、並行して、別視点・別の場所で映画は始まります。

んで、今回の主人公は「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」のフランクさんなんで、登場した瞬間に

「はい、この人最後まで死なへんから安心して見れる事必至。ええ、絶対途中で死ぬことはないでしょうよ!」

的安心感で寝ながら見れます。

んで、弟が宇宙人に拉致られたりしつつ、まさかの前作の二人も登場。

おお、ここでつなげるんや的。

でもって、なぜか(ほんまになぜか、きっと制作国にインドネシアとか入ってるし)ラオスとかその辺に舞台がうつり、最終的にはシラットって武術の肉弾戦でエイリアンと戦います。

要は殴り合いです。ジェイソンステイサムとか連れてきた方が良かった気もする。

んで、終わり方はまぁまだまだ続くぜ的だが、エイリアンとの合いの子が登場したり、エイリアン化したけど人間の意識残ってるやつでてきたり涙なしでは見れない感動巨編!

では、ないですが、

前作よりはるかに、まー面白い。

前作との比較で気になったところ
  • 主人公の安定感・車掌がかわいい
  • 絶対生き残りそうな人、生き残るよね
  • ポスターに出てくるロン毛半裸の人は一瞬で死にます
  • 前作が伏線でしかなかったとしたら、よーできてる
  • が、監督も制作も総入れ替えしてますやん
  • 色々事情匂いますやん
  • 哀愁漂う終わり方がええよね
  • んで他の国どうなったんやっけ
結論

結論からいくと前作はクソひどかったが(映画のキャッチ的にはそうでもないらしい)、そのギャップからまさかの良映画、、、に見えてしまう。

なるほど、隣の芝生は青いの逆パターン(ちょっと違う)、ヤンキーが更生して普通のことしたら評価される(あれ納得いかん)とかに近い類かと思われます。

 

総評

単体で見るのと、続編として見るのとで、見方変わりますもんね。良くも悪くも。

続編とするからには、前作の設定や伏線をひっぱりつつ新たな展開をしてほしいのが映画好きの心理。

ただ、そんなもん誰もが前作から見ているわけではないので、単品でも楽しめるストーリー、かつ、前段の情報なくてもわかりよい設定。

とかって条件になると、この辺の映画のテイストぐらいシンプルな設定である必要がある気もします。

続き系の映画は他にも無限にありますが、なんとなくこの4作をピックアップ。

本当は、あと2作の続き物も書きたかったが、最近COVID19も流行りつつあるのでこの辺で(関係ない)

次回は、たまには邦画ホラーにふれようかと思いますが基本悪口になりそうなので、「ワニさん」「POV」「ビッグフットさん」とかで攻めようかと思いつつ。

11月の気分次第で決めようと思います。

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

アディオスアミーゴ。