映画レビュー ~みんな大好き “虫” 映画特集「スタング」「ラバランチュラ」「ビッグ・バグズ・パニック」
何気にサメ映画・ゾンビ映画の次ぐらいに見てるのに「ほぼ記憶に残らない」でお馴染みの虫映画シリーズ。 大昔見た、宇宙ゴキブリみたいなんが体に侵入してくる映画がかなりトラウマ級やった記憶がありますが、あれなんて映画やったんかな。 虫映画についても、ここらで一回まとめとかなっていう、無駄な使命感に襲われた三選。 リアル虫の巨大化と架空虫と混じってますが、ご容赦ください。 だって、大体巨大化して街襲うぐらいしかパターンのない虫君達なもので。 レッツ、オームの怒りは大地の怒り!
スタング
監督 ベニ・ディエズ
製作 アメリカ
2015年
87分
配給 パルコ
すんごい蜂です。
ストーリー
ケータリング会社を営むポールとジュリアは、田舎の豪邸で開かれるホームパーティに出張する。 ところが、華やかなパーティ会場を突如として獰猛なスズメバチの大群が襲撃。 参加者たちがパニックに陥る中、刺された人々の体内から、さらに巨大化したスズメバチが這い出してくる。
TOPICS
- ナイスグロ
- ポールとジュリア中心のサクセスしないストーリー
- ジュリアのコスプレ感
- メガネからタイトスカートからのタンクトップ
- あぁ王道
- 蜂の襲撃がイカす
- 刺されたら体で蜂孵化
- どういう作りや
- 体ぶち破って成虫化
- 卵うみつけた生き物の大きさに成虫も比例するとか
- ここは俺がなんとかするから行け!的描写もありあり
- 女王蜂的なママハチの無敵感
- 炎上しつつも襲ってくる無敵感
- ラストは安定の抱き合ってぶっちゅーからの
- まだまだ続くぜ感
個人的感想
なんつーか、全体的に世の人がイメージする「B級感」をなぞらうストーリー・展開でありつつ、そこそこ金のかかった演出やCGで割といい感じにまとめてる点で、まともな映画と個人的にはカテゴリわけされる。 とりあえずは、田舎の豪邸内でだけ完結されるスモール感と、え、そんな理由で蜂化け物化するんですか、という無理矢理な設定は、二言目には「氷が溶けて昔のサメが」「軍が秘密裏に開発していた」とかいうお馴染みの枕詞言葉感の設定もありで、安心して最後まで見れます。
蜂が好きな人におすすめ(そんなやつおるんか)
ラバランチュラ 全員出動!
監督 マイク・メンデス
製作 アメリカ
2016年
83分
配給 アルバトロス
コメディです。懐メロです。
ストーリー
今から20年前、主演映画が大ヒットし一躍スターとなったコルトンだったが、今ではその面影も無く、なんとかB級映画に出演させてもらう始末。 しかし、過去の栄光が忘れられないコルトンは、その日もスタッフと衝突し、撮影現場を飛び出してしまう。 怒り心頭のコルトンがロスのハイウェイを走る中、突然の大きな地響きと共に、サンタモニカ山地の火山が噴火する。 しかも、この噴火はただの災害ではなかった。 街中に降り注ぐ火山弾から現れたのは、なんと溶岩を吹き出す巨大なクモ。 コルトンは、必死に市民たちを避難させようとするが、人々は映画の撮影と勘違いしており・・・。
TOPICS
- ポリスアカデミーの人めっちゃ出てくる
- 設定が雑すぎて最高
- 突然の火山噴火
- なぜか溶岩と一緒に襲ってくる巨大グモ
- 主人公は、一世風靡した元俳優
- なぜかよくわからへんけど大活躍
- 親玉のクモはママランチュラ
- 終始頭に「?」
- これぞ命を大事にしないB級パニック映画よね
- 頑張ったら倒せる感じの巨大蜘蛛達
- なんやったら途中でシャークネードのフィンが友情出演してたり
- で、何気に主人公妻とか異常に強いのなんでや
個人的感想
ちなみにWikipediaによると「SFコメディホラースリラーテレビ映画」だそうです。 もはや映画紹介カテゴリの域を逸脱しすぎ。 なんつーか巨大蜘蛛は口から火も吐くけど、頑張ったら倒せるし、倒せるけど、多勢に無勢でやられる人間達で、手に汗1ミリも握らないアクションシーンが見ていて痛快。 主人公妻が大剣と手裏剣振り回して、やたら強かったり、なんとなく昔の栄光にすがってただけの主人公が、目を覚ます感もなくはないが、その感動シーンすらコメディ。 まぁ結局のところ、さすがアメリカ、さすがアルバトロスという具合で、エンタメってこういうもんよねとしみじみさせられます。
もはや蜘蛛の概念超えてるので虫嫌いの人でも見れますが特に見る必要はありません
ビッグ・バグズ・パニック
監督 カイル・ランキン
製作 アメリカ
2009年
91分
ジャンルはコメディだそうです。
ストーリー
クーパー(クリス・マークエット)はようやく父親のコネで就職したものの、あまりに勤務態度が悪くて解雇通告を受ける。 だが、その瞬間にひどい耳鳴りがして意識を失い、目を覚ますと全身が繭のようなものに覆われていた。 なんとか自力でそこから脱出し、状況が飲み込めないまま放心している彼を突然襲ったのは、巨大化した昆虫だった。
TOPICS
- いかつめの人はすぐ死にます
- イケメンも割とすぐ死にます
- ヒャッホウ!
- ヘタレ主人公がトンデモ世界でモテ期到来
- 巨大甲虫は糸も吐きます
- バタバタ人死ぬ割にコメディタッチ
- 命は大切に!
- 割と主戦場があっちゃこっちゃ移動します
- でもってキャストも多め
- ザ低予算
- ヘタレはちゃんと成長します
- 親父にしたがってばっかしやないで
- なんせ俺モテ期やし
- ちゃんとまだまだ続くぜ感はありあり
個人的感想
ジャンルがコメディというだけあって、終始ライトなノリで楽しめます。 かつ、内容的には、一応パニック映画とモンスター映画とサバイバル的要素もありありなので、割と飽きずに最後まで見れます(多分)名作「ミスト」感もありますが、なんせ主人公のヘタレ感が半端なくてあんまし感情移入できへん中、ラストの成長っぷりでなんとなく気持ち入れて見れる気がせんでもない作品。 ハッピーエンドっちゃあハッピーエンドやけど、終わり方はお馴染みB級感。 爆破シーンで予算感伝わりまくりですが、そこそこに楽しい作品。
非日常には恋とか出会いとかが待ってると思いたい人向け
3つ通して所感
虫って、大小関係なく割と身近にいるので、こういう映画の題材てなった時、イメージしやすくて面白い気がすると思わなくもないが、如何せんパターンは毎度お馴染みである。 それ言ったら元も子もないが。 サメ映画とかに比べるとまだまだ発展の余地ある気がしなくもない。 今更思ったが、今回取り上げたのは割と「蜂」「蜘蛛」みたいな実際にいる虫の巨大化を題材にしてるが、人間と混ざって巨大化〜モンスター化といえば「ザ・フライ」「ミミック」なんかもあるし、 “虫っぽい化け物” というテーマだと割と幅広く作品あるよねと改めて。 なかなか斬新な虫君映画に出くわさないが、密かに追っていきたいテーマではありますよね〜。
ちなみにラーメン屋で働いていた時代はGキラーと呼ばれていた私でした。 それではごきげんよう〜。
マドナシ ライブ予定
2月26日(土)キツネの嫁入り @ 京都 UrBANGUILD
『キツネの嫁入りpresents スキマ産業 vol.52 – dry river string 7inch × キツネの嫁入り 5thALBUM W release party』
アコースティックを基調、京都を中心に活動する「dry rver string」「キツネの嫁入り」両バンドのリリースを記念とした2マンイベント開催決定。 dry river stringは11年ぶりの7inch、キツネの嫁入りは、活動15周年記念5thALBUMリリースを記念し、感染対策を徹底した上で早めの時間から京都は木屋町UrBANGUILDにてリリースイベントを開催。 dry river stringのフォーキーかつ静かにエモーショナルなサウンドとキツネの嫁入りのプログレッシブでジャジーでもあるサウンドの共通点はあくまでアコースティックで歌を基調としている点、が、まるで違うアプローチの両サウンドは寄り添うようでもあり突き放すようでもある。 両極端のようで隣り合わせのようにも聞こえる、そんな特別な時間を黄昏時のアバンギルドで堪能しましょう。
- 日時: 2022年2月26日(土)開場 17:00 / 開演 18:00
- 料金: 前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000(+1drink)
- 場所: UrBANGUILD(京都府京都市中京区材木町181-2 ニュー京都ビル3F)
- 出演: dry river string、キツネの嫁入り
3月4日(金)マドナシ @ 京都 PUB VOXhall
『春のTwistedメソッド』
- 日時: 2022年3月4日(金)開場18:30 開演19:00
- 料金: 前売 ¥2,000 当日 ¥2,500(+1drink)
- 場所: PUB VOXhall(京都市上京区室町通今出川下ル北小路室町388 ファーストコート御所室町 B1F)
- 出演: 大槻美奈 with 戸渡ジョニー、マドナシ(キツネの嫁入り)、生きる
3月6日(日)キツネの嫁入り @ 京都 UrBANGUILD
「ha-gakure MCヤス “離” 大阪前ラストライブ」
- 日時: 2022年3月6日(日)開場17:00 / 開演17:30
- 料金: 前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000(+1drink)※学割 ¥1,400
- 場所: UrBANGUILD(京都府京都市中京区材木町181-2 ニュー京都ビル3F)
- 出演: ha-gakure、キツネの嫁入り、上海シャイオーケストラ