ジャポニズム 冬のススメ
秋の暮れから冬本番にかけて個人的に日本のジャズをよく聴いています。中でも特にピアノ物をよく選んでいるような気がしますね。
年のせいなのか、丸くなったのか家で聴くには音数少なめのドラム打ってないのが多く、夜中にしっぽり聴くのが良いですね。
なんとなく秋の夜長だったり冬の寒い季節に合う郷愁感のある美しいジャズがこの時期には非常に心地よく、例えばヨーロッパのレーベル、ECM や Enja だったり、USの Black Jazz や Strata East だったりそんな曲は山ほどあるんですが、個人的には季節感のある日本のジャズが強くそれを感じるんですよね。雰囲気で持っていかれる感じ。
これに美味しい日本酒を飲みながら聴くと尚良しですね。
國酒Bar Japo
さて、美味しい日本酒といえば、今年の1月11日に神戸トアウエストにめでたくオープンした『國酒Bar Japo』さん。
焼酎や清酒、泡盛など日本のお酒をメインに取り揃え、「和」をテーマにしつつもモダンでスタイリッシュなデザインの内装で雰囲気◎なお店です。
ここで自分に合う日本酒を探し求め通えたらなぁと思ってます 笑。
ちなみにワタクシ店内BGMミックスを提供させていただきました。民謡と童謡でお店の雰囲気にバッチリ合わせこみましたョ!
本当に素晴らしいお店なんで、こんなコロナ渦ですがお近くの方は是非足を運んでみてくださいね。
住所 | 〒650-0012 兵庫県神戸市中央区北長狭通3-4-3-1F |
営業時間 | 15時〜20時 (お酒は19時まで) *緊急事態宣言発令時の営業時間です |
WEB | https://japo-kobe.com |
https://www.instagram.com/japo_sake_kobe/ |
そんなこんなで、この冬に聴く私的日本人ジャズおすすめ盤を紹介させていただきたいと思います。
福居良 / My Favorite Tune
まずはこちら、
『福居良 (Ryo Fukui) / My Favorite Tune (1994 / 2020)』
今や海外からもかなり注目を集めている福居良さんの94年にCDで発売された作品。
universounds 尾川さんの手により昨年アナログでリリースされました。
代表作「Mellow Dream」は勿論、オリジナル曲「Nord」も北の大地を思わせる本当に美しい曲です。この冬何度針を落としたか…。
未路健 Trio / Fellow Traveler
そして、
現在は屋久島を拠点に活動しておられる未路健による札幌を拠点として活動されていた1980年代の自身のレーベルからの作品。
『未路健 (Miro Takebi) Trio / Fellow Traveler (1984)』
全曲オリジナルの美しい旋律の楽曲が並ぶ中、「Core」は特に胸を熱くさせてくれる曲。染みます。素晴らしい作品。
森田万里子カルテット / Song For Chiyo
最後に、
『森田万里子カルテット / Song For Chiyo (2017)』
篠笛・フルート奏者の森田万里子が奏でる日本の原風景。「りんご追分」や「城ヶ島の雨」などのカバーも素晴らしいし、なんといっても本人オリジナルの「Snow」は雪の美しさを描いた曲でフルートがこれまたばっちりハマってて最高すぎるんです。
いつかアナログで発売されることを熱望します…
*「Snow」は2:39からはじまります