映画レビュー ~皆大好きワニ映画特集~
子供の頃に見た映画って妙に記憶に残るシーンってありますよね。 ガラスの塔のシャロンストーンとか氷の微笑のシャロンストーンとか、、。 そのうちの一つで、「N Yだかでペットのワニを飼うのが面倒になり、トイレから流したら、数年後下水道で巨大化して人を襲う」みたいなんが割と衝撃でとても印象に残っています。 なんか、自分の日常生活の知らないところで、知らない生物(ワニですけど)が育っているというシチュエーションが興味深かったんですよね。 というわけで、ワニ映画といえば「U.M.A」とタイトルつけといてパッケージでバレバレのワニ映画もありましたが、今回は、新旧ワニ映画いくつかをまとめてみました。
レプティリア
監督 トビー・フーパー(悪魔のいけにえでお馴染み)
製作 アメリカ
2000年公開
94分
ヒロインが割と可愛くて(好みの問題)ヒロインが割と可愛い
ストーリー
大学生の友人達が久しぶりに再会。 中には実は知り合い同士の浮気要素込みです。 一人のおじさんが所有するクルーザーで湖に出かけ、パリピ的に馬鹿騒ぎをした結果、大昔からいるっていう巨大ワニに襲われます。 んで保安官とかワニ殺しのおっさんとかも出てきて、大体予想通りの終わり方します。
TOPICS
- ザ・アメリカのアホな大学生達が襲われる話
- つまりワニかサメかて内容です
- 登場人物全員感情移入できへん
- 仲間うちで終始揉めすぎ
- 出たワニハンター
- 「特別な銃」て肩書きの銃、全然特別ちゃうし
- 「あいつは朝には俺のコレクションだ」ゆうて昼なってるし
- 急にヒーリングミュージックと「広大なアマゾン」みたいな映像入るんなんや
- 保安官の無力感
- 人めっちゃ死んでるんけど、全然誰も助けきゃーへん
- 虫除けはワニに効果的だそうです
- 割とワニ映画史に残るエンディング
- ワニ、イルカみたいに跳ねるんですね
- とりあえず進行ダルすぎるんで冒頭とラスト15分ぐらいだけ見てください
個人的感想
主人公のマブダチっぽいヘタレの兄ちゃんがZebraheadてミクスチャーバンドのボーカルかDeftonesってヘヴィロックバンドのボーカル、チノモレノに似てる。 Deftones現役バリバリなんリスペクトやけど、チノ太り過ぎ。 んでジーパンと白シャツとかやめてくれ。 あ、脱線してしもた。 ラストの「母は子に弱い」的な感動の終わり方、幾多のアニメで見た気するぞ。 いや、感動せえへんから。 とりあえずヒロインが可愛いので大体OKです。 昔ながらの懐古感あるパニック映画、妙に優しい気持ちになって終わってから両親に電話しました。 嘘です。
赤白のボーダーと青地に白星デザイン柄の服や帽子を見ると思わず買ってまう系の人にはおすすめ。
クロール -凶暴領域-
監督 アレクサンドル・アジャ
製作 アメリカ
2019年公開
87分(PG12)
フルCGのワニに魂はあるのか
ストーリー
最大級のハリケーンに見舞われたフロリダを舞台に、凶暴なワニの巣窟と化した家に閉じ込められた父娘の運命を描いたサバイバルスリラー。 大学競泳選手のヘイリーは、疎遠になっていた父が、巨大ハリケーンに襲われた故郷フロリダで連絡が取れなくなっていることを知る。 父を捜しに実家へ向かったヘイリーは、地下室で重傷を負って気絶している父を発見。 しかしその瞬間、背後から何者かに襲われ、地下室の奥へと引きずり込まれてしまう。 浸水のタイムリミットが迫る中、大量発生したワニのテリトリーとなった思い出の我が家から、負傷した父とともに脱出を図るヘイリーだったが……。
TOPICS
- ヒロイン可愛い
- あ、パイレーツオブカリビアンとか出てる有名な人だったのね
- そりゃ可愛いわけや、んで無敵なわけか
- 離婚した父を庇い、助けたい良き娘さん
- それにしてもアメリカって離婚率めっちゃ高いっすね
- 大体2.8%ぐらいらしいですがその分婚姻率も高いそうです
- この手の映画、大体離婚問題組み込んでくるやん
- 水泳選手ってヒロインとその元コーチって父親設定が巨人の星にしか見えん
- スタイルいいし可愛いからずっと見てられる
- んで、台風と同時に近所のワニ園から脱走して襲ってくるワニくん
- 演出や照明の加減、音楽と迫力あるんですが
- なんやろ、よーできてる感ってとこであまり刺激を感じまへん
- 最後はまぁそうよねって終わり方
個人的感想
しばらくメジャーどころではリリースのなかった(多分)ワニ映画待望の新作で、出てる人もどっかで見たことある著名な人多いし、制作陣もピラニアとかやってるお得意な人達による制作ってので安定感は半端ないです。 が、なので、緊張感とか、驚きとかってのはあんましなくて、ふーんって見れる反面眠たくなります。 まぁでもおそらく「こういうもの作りたい」という目的のもの、適切なところに予算も割いて「こういうもの」が作られた感はするので、基本的なみんなハッピーな作品なのではと思います。 何が言いたいかと言うとパッとしませんでした。
例えるなら、ドンシャリでストリングス聴かしまくって適当な恋愛模様きかせるJ-POP感。 10代のパッケージ型好きな人にはおすすめ。
マンイーター
監督 グレッグ・マクリーン
製作 アメリカ、オーストラリア
2007年公開
99分
香り立つ主役のあんちゃんの絶対死なへん感は必見
ストーリー
美しき大自然に囲まれたオーストラリアの世界遺産、カカドゥ国立公園。 観光客を乗せた人気のリバークルーズ船が突如水中からの攻撃を受けて沈没。 どうにか川に浮かぶ小島にたどり着いた彼らを、今度は満ち潮が襲う。 やがて、対岸の島への脱出を図る彼らを狙って水中の超巨大な影が動き出す。 ひとり、またひとり、貪欲な牙のえじきとなっていく人間たち。 広大な世界遺産に被害者たちの絶叫がこだまする。 果たして彼らに生きるチャンスはあるのか!?
TOPICS
- 景色めっちゃ綺麗
- 本筋に関係ない登場人物のバックグラウンド設定あり
- でもまぁ雑な扱いの人多いよね
- ワニでかい
- ワニ怖い
- ワニリアル
- パリピは死にます。安定感。
- イケオジはだいたい死ぬ
- 主役がディランマッケイにしか見えへん
- あの、デフォルトで眉毛、八の字になってる系です
- そして、ヒョロイ、イケメンの主役あんちゃんの絶対死なへん感
- ワールドウォーZのブラピばり
- つまりお茶の間映画
- 終盤からイケメン主役とヒロイン的ガイドにフォーカス
- いや、君らそんな仲良しやったっけ
- そんなとこまで助けに行く?
- 犬は助けたれや
- いや、結構謎なキャスト生き残ったな
- あいつらこれからの人生トラウマ必至やがな
個人的感想
ワニ映画ファンの間では名作・最高峰の呼び名も高い本作。 割とアタクシも同意見です。 なんか、バランスええし。 ワニはええ感じに迫力あります。 サブストーリー的に、登場人物に病気持ち、妻と死別とかありありやけど本編には関係ないのでチョイ出しあたりもニクい演出と言えます。 ただ、まー何度も言いますが、主役の「僕、絶対大丈夫感」が漂いすぎで緊張感に欠けます。 でも、バランスいい映画ってのはそういうもんなんでしょなと、遠い目になる。 個人的に、他映画では速攻食われてそうな出演者とかが最後生き残っててもやもやする感じと、主役とヒロイン、急に仲よなってチューして「次は二人でどこ行く?」的、反吐が出る恋愛沙汰が含まれない終わり方で割と好きです。
思春期の息子との関係性や倦怠期の夫婦仲などを復活させたい人は見てください。 1ミリも責任持ちませんが。
THE POOL / ザ・プール
監督 ピング・ランプラプレング
製作 タイ
2018年公開
90分
フルCG。
ストーリー
アートディレクターのデイはプールでの撮影が終わり、浮き輪で浮かびながら眠りに落ちてしまう。 翌朝、デイが気づくと既にプールの水が抜け始めており、 深いプールから上がれなくなってしまう。 すると、運よくデイの彼女がやって来るのだが、彼女は足を滑らせ、飛び込み台に頭を強打、そのままプールに落下、彼女は意識を失ってしまう。 やがて、すっかりプールから水が抜け、脱出口となるはずのマンホールが露わになるのだが、今度はそのマンホールからワニが現れ、マンホールを占領される。 脱出不能の空間に凶暴なワニと餌となった二人。 灼熱化するプールの中で、飲まず食わずで衰弱していく二人は、果たして生きて脱出できるのか!?
TOPICS
- お国柄ってありますよね
- タイにおけるアレがイケメン
- タイにおけるアレが美女
- ワニの扱いがちょうどよくリアルです
- なんかデカすぎへんし凶暴過ぎへんし
- ワニの目キラーンってのだけ妙にCG感
- どっちかってとシチュエーションサスペンス的
- もうちょっと色々ありそうなんですけどという突っ込みどころ
- 何しか中だるみ感がやばくて中だるみがやばいです
個人的感想
なんとなくタイの生活感も見え隠れする部分もなくはない。 どうやったら脱出できるのか、秘密を抱えた彼女を助けることはできるのか、んでもってワニとの対峙はいかに。 といったところですが、ワニくん、あんまし襲ってきゃーへんし(多分、普通そう)すぐ倒せるし、でもって主人公もヒロインも抜けまくりってので、途中で眠たくなる事必至。 ちなみに私は、30分おきぐらいに寝て、3日間ぐらいに分けてみました。 まーゆうて平和な映画です。
異文化コミュニケーションゆうて、一端だけ見て知った気分になりたい人向け。
4つ通して所感
ワニ映画といえば、「U.M.A」と言っておきながら、パッケージで「ワニやん」ってバレバレの作品がメジャーと勝手に思っているので、それ以外でマシなやつをチョイスしてみました。 んで、最初の3作品並べて、なんとなくひねりがなかったので「THE POOL」足してみたが、蛇足だった気がします。 ワニなだけに。(爬虫類しばり) ワニは、サメよりも行動力低いし、凶暴性も低い気がするので、見ていて「なんとかなりそう」感は拭きれません。 ワニは夜行性らしいので、遭遇したら夜は息を凝らして昼間のうちに逃げようと心に誓っております(どんなシチュエーション)