様々な視点で情報を発信するカルチャーマガジン

  1. HOME
  2. GOURMET
  3. 家呑みで 地酒に地魚 い〜わ〜♡ことぶき(きょうの川柳)/ 妄想酒にっこり第十三歩 
GOURMET

家呑みで 地酒に地魚 い〜わ〜♡ことぶき(きょうの川柳)/ 妄想酒にっこり第十三歩 

GOURMET

また気兼ねなくお酒が呑めへんような世の中になるんか…
とはいえウチは変わらず日本酒の日々
ずーっと書きそびれてた “うまい魚とお酒” の話

浜の定期便『常磐請戸もの × 海の男酒』

前にzoom旅の事を書いた「磐城壽」を醸す鈴木酒造店

居ながらに 想い届くで zoom旅 (きょうの川柳) / 妄想酒にっこり第八歩

2021年3月から浪江町の「道の駅なみえ」併設の蔵で酒造りを再開されています

その鈴木酒造店の杜氏で社長の鈴木大介さん企画
浜の定期便『常磐請戸もの × 海の男酒(有限会社 柴栄水産 × 鈴木酒造店)』

鈴木酒造店定期便〜鈴木大介が選ぶ酒と肴〜
https://suzukisyuzo-namie.stores.jp

が きょうのうまい魚と日本酒

2020年4月に浪江町での事業を再開した柴栄水産は請戸港にあがる「常磐もの」を一手に扱っています

請戸漁港で水揚げされる活魚は、東京・築地市場(現:豊洲市場)でも最初にセリにかけられるほど知名度が高く、昔から高い評価を得ていました

「鈴木酒造店」の酒蔵はもともと請戸港に近い場所にあり、請戸港の漁師は大漁時に漁業組合から「磐城壽」の一升瓶がお祝いに贈られていました

漁師さんたちの会話で「今日は酒になった」というと大漁だったということで
『酒』とは名前もめでたい「磐城壽」
ラベルにも「海の男酒(The Fishermen’s Toast)」とあるように地元で親しまれてきました

「請戸港ではヒラメ、スズキ、アイナメなどの上質の白身魚が獲れ『磐城壽』はその『常磐もの』に合うような酒質になっている」

という話を鈴木大介さんから常々聞いてはいたんやけど、
酒は呑んでても今まで請戸の魚を食べる機会がなく、定期便で届いて初めて

「ほんまや!」

となってん

浜の定期便 第三弾となる今回のラインナップはこちら

左上から、活〆マコガレイ・活〆ヒラメ刺身・活〆ホッキガイ・生白魚・上乾しらす

きょうのうまい魚

※ 以下、魚の説明は鈴木大介さんコメントより抜粋

生白魚(シラウオ)
12月から3月までの冬から早春の請戸を代表する魚の白魚 今季、記念すべき初物の生白魚
3〜4ヶ月の漁期中、白魚は成長し、その成長過程で味が変わってゆく魚です
淡白でありながらも、しっかりと味を楽しめる魚で、請戸ではハレの魚
全国的に白魚は水揚げされるところが少なく希少高級魚で知られています
食べ方は…

ふむふむ まずは生でつるっと口に放り込みもぐもぐ う〜〜ま〜〜 なにこれ 酒がいる!

さっと湯引きしてみよか

白魚湯引き(下)

アヒージョもええなあ

天ぷら

▲ これかなりうまっ! やけど上手く揚げるんムズイ

誰かに揚げてもらって、揚げたてをハフハフ(熱つ熱っつ)言いながら食べたい

ヒラメ刺身
冬の請戸を代表する魚のヒラメ 冬が旬、盛りでもあります
震災前の福島産ヒラメは、圧倒的な物量を誇り、築地の値を決めていたと言われていたほど
柴栄水産様の取り扱いでも代表的な魚です

ふむふむ またそのままパックっと一口 うんええ歯ごたえ
実は前回も刺身届いてんけど、うまっ! 言いながらあっとゆうまに食べてもうてんな〜

今回はちょっと昆布締めしてみて…

ヒラメ昆布締め(上)

昆布の風味がついて、ちょっとねっとりした歯ごたえ うまっ!
ヒラメの旨味も負けてへんし、醤油もええけど、塩ちょんちょんでいけるな〜

子持ちマコガレイの切り身
冬の請戸の代表魚の一つであるマコガレイ 冬は子持ちとなり、白魚と並んで冬のお祝いの魚として請戸では欠かせない魚です
身も厚く、大きく入った卵
ほろほろと密度感のある卵と滑らかな口当たりの身質は幸せそのもの、酒が進む魚です

ほーほー 煮付け、焼き物にか…

この尻尾のとこはちょっと揚げてみよか
おお! うまいことエンガワもパリッとなった

やっぱり煮付けもな

あんまり濃い味付けにしたらもったいないから、マース煮(沖縄でマースは塩 甘味はつけず酒と塩でさっと煮る)
「ちぢみほうれん草」をさっと茹でたんと、柚子を添えてと…

卵ぎ〜〜っしり詰まってる それでいてほろほろしっとり
たまに魚卵って生臭かったりするけど、全然そんなことなくて、ただただうまい
ほんで身がめさきめ細かくて品がある

「カレイの煮付け」てなんべんも食べてるけど、カラスカレイとかやったんか?
マコガレイって初かも!
ちゃうな〜別もんや ホンマ幸せ♡

北寄貝(ホッキガイ)のむき身 
北海道噴火湾、東北太平洋岸で主に水揚げされる大型二枚貝です
火が通ると貝の身が淡桃色になるのが目安で軽く湯引いて刺身でお召し上がりください(生食も可)
軽く火を通した方が上品な甘味を楽しめます
また他のお料理として…

ホッキガイって寿司屋へ行ったら「時価」って書いてあるやつやん
ぎょうさん入ってるけどええんかな?
ホッキガイはこのあと暫く禁漁期になるみたいやから貴重やな〜

添付の「ホッキ貝のさばき方」見ながら捌いてみるよ〜

まず身から貝柱とヒモを外してっと
定期便で毎回さばいてるからまあまあ上手くなったかな

刺身もええねんけど、お気に入りは「ホッキ飯」

葉玉ねぎとお汁にも

上乾しらす
「ちりめん」と言われる上乾しらす
もちろんこの上乾しらすは柴栄水産様が自社加工したもので、サイズが小さく揃った上物です
釜揚げと違い、凝縮された旨味と香りが特徴となります
そのままのおつまみはもちろん…

そうそう 夏便の「釜揚げしらす」はご飯にのっけてワサワサっと食べた ちりめんとご飯もええな
でもひと工夫して、メロゴールドと胡瓜とさっぱり和え物に

そしてまだ食べるんかい!
シュフのおまかせ「白魚とはなっこりーのパスタ」

フレッシュトマトにちょいニンニク、白魚の旨味たっぷり
はなっこりーで春のイメージやね

きょうのお酒

磐城壽 大漁祝 紺碧(左)、甘酒ハマラッシー(右)

きょうのお酒は

磐城壽 大漁祝 紺碧
浪江町産コシヒカリ100%使用 精米歩合55% 純米吟醸酒 火入れ
2月より出荷予定をひと足お先に

大漁旗をモチーフにしたラベルがええ色やしおめでたい
よお見たら鮭もいてんで
前回の生酒もよかったけど、火入れ酒も冷やでスーッと入ってくる
控えめな香りで請戸の魚にあうなあ
燗酒にするとややグッときてまたエエ

甘酒ハマラッシー ノンアルコール
日本酒用の黄麹と焼酎用の白麹を使用したストレートタイプの甘酒
浪江蔵のある「浜通り」のラッシーと親しまれるようにとの思いがこもっています

よくある甘酒より酸味が効いてて、なるほど「ヨーグルト風味」
実は「甘酒」は夏の季語なので暑い時にグッと飲むのもええよ〜
ちょっと遊びでイチゴと合わせてみたけど
コレはコレでアリ! 爽やか〜

地酒と地魚って旅に出ないとなかなか味わえへん楽しい組み合わせ

浜の定期便1次募集分の3回は今回で終わりやねんけど、また次もあるんかな??
気になる方は蔵へラブコールを送ってみてください

「磐城壽」は関西でも買える酒屋があるので、浪江町「柴栄水産」から魚を取り寄せてみるんはどない?

魚なんてよおさばかんわ〜という人は注文時に伝えれば、定期便のようにさばいてパック詰で送ってもらえます
レシピもいろいろあるので安心やね〜

磐城壽|取扱店の紹介
http://www.iw-kotobuki.co.jp

有限会社 柴栄水産
http://www.shibaei.co.jp

珍しいやさい便『ル・ブタジベ』(ミニ大葉・葉玉ねぎ・メロゴールド・はなっこりー)
https://www.facebook.com/Lebtagev

・・・

はよ気兼ねなく外呑みできますように
みなさん 楽しいお酒呑みましょ

#妄想酒にっこり #磐城壽 #浜の定期便 #柴栄水産