クラフトビールとは
前回、上方ビールができるまでをササッとご紹介させて頂きました。
今回は『クラフトビールとは』というテーマで書きたいと思います。(ニッチな層に届けばいいなぁ)
「クラフトビール」ブーム
1990年代に酒税法の改正が行われ、製造免許取得のハードルがグッと下がり、第1次地ビールブームが起きました。
この時沢山のビールメーカーが出来たのですが、今の様にネットで最新の醸造技術や世界中のデータ収集が容易ではなかったため、品質にかなりバラつきがあり、手探りの状態で作られたビールを飲んだ方々が《地ビールまずいやん!》というイメージを持ち、ブームは去って行ったそうです。
そして時は流れ、「クラフトビール」と呼び名が変わり、現在又ブームが起きています。
ヨーロッパで造られていたビールの製法に興味を持ったアメリカ人が独自の改良や開発を重ねたことが現在のクラフトビールブームの始まりです。
皆様も「クラフトビール」と、よく見聞きする様になったのではないでしょうか。
しかし、国内でのビール売上高は大手4大メーカーがシェア99%、残りの1%のシェアを我々クラフトビールメーカーが取り合っています。
1%はだいたい200億円ぐらいです。
数年のうちに4%まで伸びると予想されていますが、まだまだ歴史は浅く、これから成長していく業界です。
日本でクラフトビールが伸び悩む理由
日本でクラフトビールが伸び悩む理由が
僕は2つあると思っています。
1つは “大手4大メーカーの誇る人気” です。
明治20年頃に日本でビール製造の火が灯り始めた時から現在まで、日本の食に合うように研究・開発を重ね続け、世界のコンテストで金賞を獲得するほどの製造技術を磨き上げた大手4大メーカーの努力に他ならないと考えています。
そしてもう1つは、大きく言うと “環境” です。
先進国の中で、家庭での醸造が法律で禁止されているのは日本だけです。
特に欧米諸国ではホームブリューイングと呼ばれる自家醸造が盛んで、アマチュアの方々にもプロ顔負けの技術や知識を持った方が沢山いらっしゃいます。
このような環境はクラフトビールに興味を持ち、触れる機会も多く、羨ましい限りです。
上方ビールでは造ってみたい人が気軽に作れます
日本での解禁の道程は長そうなので、
上方ビールでは造ってみたい人が気軽に作れる設備をご用意しています。
ビール製造免許は人に与えられるのではなく、場所に与えられるので、この様な事が出来るのです。(スーファミ買ったから遊びに来てよ!のノリに近いです 笑)
ご興味ある方は是非!
以上、とてもざっくりとしたクラフトビールの経緯でした。
もっと詳しい方はこっそりご教授頂けると幸いです。
それではまた。
【上方麦酒】
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