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映画レビュー ~2022年レビュー振り返り編

CULTURE, LIFE STYLE

2022年は割と海外ドラマもよく見ました。ドラマは基本長尺でストーリー・出演者と粒度が深いわけですが、さくっと見れる映画はそれはそれで良さがあるよね、と思う次第。 昨年も月1で更新してきたレビュー総括してみました。 では、レッツ増税反対!

1月 宇宙人来た “後” の世界を描いた映画シリーズ「第9地区」「囚われた国家」「モンスターズ」〜

映画レビュー ~宇宙人来た “後” の世界を描いた映画シリーズ「第9地区」「囚われた国家」「モンスターズ」

宇宙人来襲系の作品はずいぶん出尽くした感もある中、一定時期から「その後」を描いた作品も多数。 映画やアニメでも、メインストーリーが終わった後のエピローグみたいな、この手の「その後」作品もけっこう面白いもんです。 共存するパターンや、支配されるパターン、なんとなく国家に例えると現実味も出るもので。 イメージすると妙にリアル感あったりします。 関係ないですが、2年ほど前に一世風靡した、鬼滅の刃のエピローグ的なんはけっこう美しかった気もします。

とにかく三度の飯より宇宙人って人にはぴったり

2月 〜みんな大好き “虫” 映画特集「スタング」「ラバランチュラ」「ビッグ・バグズ・パニック」〜

映画レビュー ~みんな大好き “虫” 映画特集「スタング」「ラバランチュラ」「ビッグ・バグズ・パニック」

虫って、例えばカブトムシなんかは子供の人気者やし、てんとう虫なんかは可愛いがられ気味やのに、同じ仲間でもカメムシみたいな匂い系は迫害されるし、いわずもがな、ゴキブリなんてもっての外なわけですが、ひっくり返したら足6本あって、みんな一様に気持ち悪いっすよね。 そんな虫映画、巨大グモ系が割合しめてる気もしますが、ハチだ、よーわからん虫だの三作品でした。 某ゴキブリと戦う漫画にもありましたが、巨大化して恐ろしいのはアリとかその辺な気もしますよね。 なんか、サメ、UMA、宇宙人と来て定期的に見てしまいますよね。

動物愛護の観点では見ない方がいい気します。

3月 〜寝たらあきまへん!ループ・トランス映画特集「トランス・ワールド」「残酷で異常」「ランダム」〜

映画レビュー ~寝たらあきまへん!ループ・トランス映画特集「トランス・ワールド」「残酷で異常」「ランダム」

10代の頃、ロストハイウェイ、裸のランチ、なんかのループ系というか、起承転結もよくわからん映画にのめり込んでいた時期がありましたが、ループ系作品も独特な絶望感あって楽しいですよね。 察するに、大体低予算で収まるためか、俳優さんの演技次第に偏った結果、そこ次第ですんごい微妙な仕上がりになるってのも往々にしてありますが、まー、そこそこ楽しめたよねの三作品。

終わりが来るから喜怒哀楽があるし、なかったら何もあらへんっすよね。

4月 〜悲しきモンスター、モンスター?映画特集「ウェア」「シェイプ・オブ・ウォーター」「蛾人間モスマン」〜

映画レビュー ~悲しきモンスター、モンスター?映画特集「ウェア」「シェイプ・オブ・ウォーター」「蛾人間モスマン」

あれ、そういや、これUMA系? 都市伝説系? と見ながら途中で気がついた作品達でしたが、この3作品はそれなりにちゃんとしてはります。 ってシェイプオブウォーターは世界的にも評価されてるんで並べると違う気もしますが。 まぁ蛾人間は、そんなん初めて聞いたは的都市伝説のやつですが、お国によって色々あるんですね感で楽しめます。 個人的には、狼男的な「ウェア」が狼男然としてますが、実は違う要因があったりで、その辺が妙にリアリズムあったり(なかったり)とお気に入りです。

怪物君とか好きな人にはおすすめです。多分。

5月 〜2作目ってどうなんシリーズ「クワイエット・プレイス2」「ドント・ブリーズ2」「海底47m2」〜

映画レビュー ~2作目ってどうなんシリーズ「クワイエット・プレイス2」「ドント・ブリーズ2」「海底47m2」

大体がして設定勝負で作るから2作め微妙になるねん、っていうのを体現したこれらの作品。「47m」はちょっと違いますが。「クワイエットプレイス」「ドントブリーズ」は前作で終わってりゃええもんを、続けてみたらこの体たらくという具合。 一番気になるのは、風呂もロクに入れねえぜの設定なのに、めちゃめちゃブローされた髪で登場するエミリーブラントさんでした。 もっと小汚くであれ!

二番煎じはどこまでいっても二番煎じ(多分意味違う)。

6月 〜タイトルが動詞の映画2本「来る」「さがす」〜

映画レビュー ~タイトルが動詞の映画2本「来る」「さがす」

ちょっと無理矢理なテーマでしたが、珍しく日本映画を見たのでそれにかこつけた作品。 内容はホラーとサスペンスで全然違います。「来る」は終盤10分ぐらい前までは、ジャニーズの主演の人以外いい感じです。 最後おもわず「いやいやいや」とモニターに突っ込んでいる自分がおりましたが、見た人どうなんかな。「さがす」は、役者さんの腕光まくりで、割とのめり込んで終われます。 エンドは賛否ありそうですが、悪いことしたら罰あたりまっせの精神で個人的にはとても納得でした。

火曜サスペンス劇場とか好きな人にはおすすめかもしれません。

7月 〜村映画シリーズ「アルカディア」「バクラウ」「ミッドサマー」〜

映画レビュー ~村映画シリーズ「アルカディア」「バクラウ」「ミッドサマー」

これはちょっと、裏テーマは「なんじゃそりゃな三作品」。 ストーリーもツッコミどころ多いし、もうちょっとなんかあるんちゃうん感に終始襲われているうちに終わってしまう作品達でした。 そういう意味でいくと「アルカディア」は割と意外な展開もしてくれる気もします。「ミッドサマー」は評判よかっただけに、どっかで裏切られるんかなとドキドキしながら見ましたが、最初から最後まで完全に想像の範疇な内容で、見終わってからしょぼんとした記憶だけあります。 閉鎖された村の〜って映画は他にも色々あるもんで、他も見てみよう欲の高まる作品達でした。

中途半端な田舎育ちとしては、田舎移住だけはおすすめしません。

8月 〜シリーズ3作続いて、まともな映画になっていくレアパターン。スカイライン「征服」「奪還」「逆襲」〜

映画レビュー ~シリーズ3作続いて、まともな映画になっていくレアパターン。スカイライン「征服」「奪還」「逆襲」

これはなんなら4も作って欲しい気する、1作目から回を重ねるごとになる面白なる斬新なパターンでした。 特に1から2への舞台が微妙に違いそうで、登場人物とか重なってくる展開は見ていて「おっ」となる愉快な作品でした。 1を映画館で見た時の絶望感たるや。でしたが、なんかエンドのNG集とかみるに皆さん楽しんでやってはる感じあるし、応援したくなるという謎の感情に襲われるええ映画な気します。

やっぱり宇宙人が好き! って人向け。

9月 〜人魚テーマにしたら大体ホラー映画になりがちですよね三選「黒人魚」「ロストマーメイド」「ゆれる人魚」〜

映画レビュー ~人魚テーマにしたら大体ホラー映画になりがちですよね三選「黒人魚」「ロストマーメイド」「ゆれる人魚」

神話とかって、ようよう調べたら割と残酷な内容でした、とかってありがちっすよね。 ってことで、人魚とかってテーマの映画は気になりがちなんですが、はずれ、いや、全然違う、まぁまぁの三作をピックアップしてみました。 って書きながら調べてみると、他にも多数ありそうだったので、引き続き掘り下げてみたい次第です。

人魚の雄っているんすか。

10月 〜違う意味でのB級映画二選「セミマゲドン」「モンスターハンター」〜

映画レビュー ~違う意味でのB級映画二選「セミマゲドン」「モンスターハンター」

セミマゲドンは近年割と巷で話題になっていて、ようやく見た作品でしたが、キャスト、ストーリー、音楽、カメラワーク、あらゆる点で想像の斜め上を行っていてぜひ見て欲しい作品。 ハリボテのセミ。 演技する気なさげなキャスト。 CGの撮影を完全に楽しんでいる、その他諸々なモブの人たち。 ラストのNG集とかみてると、私も参加したくなりました。 対して、金だけかかってる、中国利権の香あり、内容スカスカ、ミラジョボビッチだけかわいいの、モンスターハンターと、これどっちも、大概やなと思った2作品。 どっちかってと、セミを推します。

B級映画とはなんぞやという命題に挑みたい人のみにおすすめ。

11月 〜美女には気をつけて!の映画二選「モンスター」「エクス・マキナ」〜

映画レビュー ~美女には気をつけて!の映画二選「モンスター」「エクス・マキナ」

ヒロインがかわいいだけでとりあえず見とこうという、コンプラスレスレの発想でもって映画を見てる一面も否定できない私です。 まー、大体、美女! 誘惑! とんでもない結果、ってのはあるあるなわけで、イーライ・ロス監督の「ホステル」とか、その最たる作品な気もします。 その辺をちょっとだけ違う角度でええ感じに仕上げてくれている2作品。 見所はもちろん美女です。

痛い目見てもいいから、こんな一夜が欲しいぜという漢におすすめ。

2022年振り返り

基本毎月紹介してきたこのレビュー、月2〜3本というところで大体年間30本ぐらいでしょうか。 多いか少ないかでいくと少ない気もしますが。 海外ドラマとかも見るようになり、本数は減っていく中、気がつけば頭の中でレビューのテーマを意識しつつ見る映画をチョイスしているのも否めない昨今。 ある種、目的意識持って見る映画というのは、それはそれ、自分へのインプットとして新しい角度だったりもして学びを感じます。 一方で、どうしようもない映画も合間合間に見ているので、今年は特にテーマを設けず、「こないだ見たやつ」みたいなんで書こうかなとも思っています。 どこに需要があるか謎ですが、、、